上田市天神の千曲川河川敷に、何者かが制作する謎の石像があり、話題となっている。国土交通省千曲川河川事務所は石像に登った子どもが落ちてけがをする恐れがあるとして、立ち入り禁止柵を設置した。 石像は高さ約二メートルの胸像。四年前から少しずつ完成に近づいている。河川法は無許可で工作物を設置する行為を禁じており、同事務所は現場に看板を立てて、制作者に名乗り出るよう求めている。
古代石造物を巡って世界一周したい。そんな夢がたやすくかなう場所が、福岡県中間市にある。 JR中間駅近くにある約400メートルの緑道「屋根のない博物館」。チリ領イースター島のモアイ、エジプトのスフィンクス、ギリシャのパルテノン神殿……。アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパの各大陸にある石造遺跡の複製23種30体を眺めたり、さわったりできる。ただし、大人の目線ほどの高さに縮小されている。石碑に刻まれた説明文にはこうある。 「あなたを古代へさそい、人生の初心にふれて頂くのである」 「博物館」は中間市が1988年、その3年前に廃線となった国鉄香月(かつき)線の跡地に1億円以上をかけて建てた。 元市職員の柴田芳夫さん(66)によると、香月線跡地に片側1車線の道路をつくった際、国鉄中間駅付近の幅約8メートル、長さ約400メートルの細長い土地が余った。住宅地としては狭く、「緑道にするしかないか」と柴田
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