中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は25日、輸送船を差し押さえられた商船三井が供託金支払いに応じたことについて「対日賠償(問題)に新たな時代を開いた」と称賛する社説を掲載した。社説は供託金支払いが「対日民間賠償問題での重大な勝利」と強調。商船三井が「巨額の賠償金」を払ったことは「中国だけでなく韓国やほかのアジア諸国の被害者を鼓舞する」としたうえで、「対日賠償の動きが今後活発化するかもしれない」との見通しを示した。
鳩山由紀夫元首相は24日、TBSラジオに出演し、首相在任中の平成21年11月に東京でオバマ米大統領と会談した際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設決着に向け「トラスト・ミー」(私を信じて)と発言したことについて、会談後の夕食会でオバマ氏に食事を勧める際の発言だったと修正した。 だが、鳩山氏は会談後、移設問題について自ら記者団に「できるだけ早く結論を出したい。だからトラスト・ミーと言った」と明言。その後も普天間問題の文脈で発言していたことを繰り返し強調しており、説明が矛盾している。 鳩山氏はラジオで「大統領が好きだというパンケーキを出して『食べろ』と言ったら、おなかいっぱいだと食べてくれなかった。そのときトラスト・ミーといった」と説明した。さらに同席した官僚が誤って情報を伝えたと主張し、「普天間の移設先を辺野古にするからトラスト・ミーと言ったつもりは全然ない。勘違いなの
共同記者会見を終え、握手を交わす安倍首相とオバマ米大統領=24日午後、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影) 安倍晋三首相は24日、日米首脳会談後の共同記者会見で、自身の靖国神社参拝について「国のために戦った方々の冥福を祈るためだ。世界の多くのリーダーに共通するものではないか。これからも説明し理解を得る努力を重ねたい」と述べた。また「政治家は歴史に対して常に謙虚でなければいけない。日本は先の大戦でアジアの人々に多大な損害と苦痛を与えたことを反省し、戦後の歩みを始めた」とも語った。 同席したオバマ米大統領は、日中対立について、安倍首相に対し「エスカレートし続けるのは正しくない。信頼醸成措置を講じるべきだ。できる限り協力したい」と求めたことを明らかにした。ビーバーさんが靖国参拝 中韓から批判殺到、謝罪
米上院(定数100)は10日、米軍内での性的嫌がらせや暴行などを阻止するための法案を超党派で可決した。激しい戦闘が展開されるアフガニスタンなどでの戦争と異なり、米社会で「見えない戦争」と呼ばれるこの問題をめぐっては、オバマ大統領が軍幹部に綱紀粛正を指示。つらい体験が原因で除隊した元女性兵らは今回の動きを歓迎しているが、さらに踏み込んだ規制を求める声も出ている。(米南部アトランタ 黒沢潤) 「被害後、精神的に私は私でなくなってしまった」-アトランタに住む元米陸軍兵のブリジット・マコイさん(43)がつぶやいた。マコイさんは、1991年の湾岸戦争当時、駐留していたドイツで性的暴行の被害に遭った。 「普通の仕事に就いていれば、仕事後は家に帰り、店に買い物に行くなどして気を紛らわせることもできる。でも、部隊内ではそれは無理。私の苦しみを他人に経験してほしくない」と述べ、今回の議会の動きを歓迎している
神奈川県警公安2課などは3日、傷害容疑で、東京都台東区の無職、高畑禅(ゆずる)容疑者(32)を逮捕した。 逮捕容疑は、2月2日午後2時ごろ、JR川崎駅の京浜東北線ホームで、東京都大田区の男性会社員(38)に鉄製の模造刀で斬りつけて左手に軽傷を負わせたとしている。容疑を認めているという。 同課によると、高畑容疑者は右派系市民グループの支持者としてデモに参加した帰りで、男性会社員は対抗勢力から受け取ったビラを読んでゴミ箱に捨てたところだったという。
東京都内の図書館で「アンネの日記」が大量に破られていた事件について、日本の右傾化が背景にあるとの報道が中国や韓国で目立ち始めた。 26日付の中国人民解放軍機関紙、解放軍報は「日本のサイトで『アンネの日記は小説だ』とする言論が大量に見いだされる」と日本で歴史を否定する動きがあると批判。日記を破いても「記憶を消すことはできない」と指摘した。 韓国のSBSテレビは、日本のサイトにヒトラー生誕記念パーティー開催の呼び掛けがあったとして「日本ではヒトラーに追随する勢力が少なくない」と伝え、キャスターが「日本の右傾化はどこまでいくのか」とコメントした。 ハンギョレ新聞は、在日韓国・朝鮮人の排斥を掲げるヘイトスピーチに象徴される「病的な右傾化現象と関連があるかにも関心が集まっている」と報じた。(共同)
安倍晋三首相による靖国神社参拝以降、ぎくしゃくする日米関係。「オバマ政権は日本軽視」「なぜ中国に付け入る隙を与えるのか」という批判が、今も太平洋の両岸で飛び交う。日本政府関係者は「日米は別れられない夫婦」と関係修復を目指すが、首相側には同盟強化のためコツコツ積み上げた努力が裏切られたような思いがにじむ。日米は首相の「片思い」だったのか。思いが届かない一因は、キューピッド役の不在にもあるようだ。 「日米がいがみ合っていても、喜ぶのは中国だけですよ。『嫌いだ』というだけでは子どもと同じ」 外務省に近い東京・虎ノ門の老舗洋食屋。中堅の外務官僚は、熱々のピザを頬張りながら切々と説いた。普段はワインをがぶ飲みし、こちらが驚くような食欲をみせるのだが、この日はピザの進み具合が悪い。テーブルは不思議な緊張感に包まれている。 この中堅官僚氏自身も、オバマ政権には内心じくじたる思いがある。「あれっ」と強く思
中国国防大教授で海軍少将の張召忠氏が21日までに国営の中央テレビに出演、微小粒子状物質「PM2・5」を含んだ濃霧は、米軍のレーザー兵器を防ぐための「最もよい防御法だ」と述べた。 北京市周辺ではこのところ深刻な大気汚染が続いており、ネット上では「人として基本的な是非の判断もできない」「肺がんはわれわれが国防に果たす最大の貢献なのか」といった批判や皮肉が出ている。 張氏は20日夜のテレビ番組で米軍の最先端兵器であるレーザー兵器について言及。司会者から対抗手段を問われると「レーザー兵器が最も恐れるのは濃霧だ」として、大気汚染指数が最悪レベル(危険)の400や500になれば「レーザー兵器を阻止する力が最大になる」と主張した。 張氏は、中国のテレビや新聞で頻繁に取り上げられる軍事専門家。(共同)
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の、講演でのフィギュアスケートに関する発言要旨は次の通り。 「頑張ってくれと見ていましたけど(浅田)真央ちゃん、(SPで)見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね」 「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」 「浅田さんが(団体戦に)出れば、3回転半をできる女性はいないから、成功すれば3位になれるかもとの淡い気持ちで出した。それで、見事にひっくり返ってしまった」 「その傷が残っていたとすれば、ものすごくかわいそうな話。負けると分かっている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった」 「転んだ心の傷が残っているから
史上初めて6種類の3回転ジャンプをすべて成功させた浅田。「やりきった」との思いが込み上げたのか、演技を終えた瞬間、泣き顔に。リンク上で手で顔を覆い、涙がこぼれ落ちた。 前日のショートプログラム(SP)では予定していたコンビネーションジャンプが飛べないなど予想もしない失敗が続き、55・51点という低得点に終わった浅田。この日のフリーでは6種類の3回転ジャンプを完璧に飛び、最後の3回転ループを決めた瞬間、力強く「よしっ」とうなずいたようにみえた。 フリーの得点は142・71点。昨年11月のNHK杯で挙げた136・33点を上回る自己ベスト。得点が出た直後、満足そうに小さくうなずき、カメラに向け手を振りながら笑顔を振りまいた。 前日のSP直後には「自分でも終わってみてまだ何も分からない」と放心状態だった浅田。だが、この日は「私が目指すフリーの演技ができた」と胸を張った。
オバマ米政権が日本政府に対して冷戦時代に米国などが研究用として日本に提供した核物質プルトニウムの返還を求めていることに関連し、中国外務省の華春瑩副報道局長は17日の定例記者会見で「日本国内に兵器転用可能な核物質が大量に存在することは、核不拡散に対するリスクだ」と述べた。 華氏は「日本は国際社会に対して説明し、核物質の需給の不均衡を速やかに是正するべきだ」として、日本に核不拡散の義務を順守するよう要求した。 また、岸田文雄外相が14日に、米軍が核兵器を日本に持ち込むことを認める可能性を否定しないとの認識を示したことについて「核不拡散の堅持は、日本が平和的発展の道を堅持するための重要な要因だ」と述べ、日本をけん制した。(共同)
安倍晋三首相は10日、建国記念の日を11日に迎えるにあたり、「先人の努力に感謝し、自信と誇りを持てる未来に向けて日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望する」とのメッセージを発表した。政府によると、首相が建国記念の日に合わせてメッセージを出すのは、歴代政権で初めて。 菅義偉官房長官は10日の記者会見で「国民とともに祝うために出した。先人の努力に感謝しつつ、国造りの決意を新たにするものとなっている。首相の強い思いがある」と説明した。 首相はメッセージで、「世界の平和と安定を実現していく『誇りある日本』としていくことが、先人からわれわれに託された使命」と強調。「私たちの愛する国、日本を、より美しい、誇りある国にしていく責任を痛感し、決意を新たにしている」と、自らの決意を表明した。◇ 安倍晋三首相が2月11日の「建国記念の日」に当たって発表したメッセージは次の通り。 「建国記念の日」は、「建
健闘をたたえる支持者らの拍手の中、「こんにちは」と笑顔で手を振りながら選挙事務所に入ってきた元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)。「泡沫候補からよくここまでこれた。満足すべき結果だったかな」とすっきりとした表情だった。 首都直下地震などに向けた防災対策を中心に訴えてきたが、「分かりやすく説明してきたので問題提起はできた」と強調。原発が争点になったかどうか問われると、「どんな影響があったかわからないが、脱原発などできるわけがない」と一蹴した。 事務所には、中山成彬氏(日本維新の会)ら国会議員も駆けつけており、田母神氏は自身の今後について「日本の保守政党を成立すべく頑張りたい」と抱負を語った。事務所を出る際には「トップ当選かと思ったのに」と支持者らを笑わせていた。
【アングレーム(フランス南西部)=内藤泰朗】欧州最大級の漫画フェスティバル、フランスのアングレーム国際漫画祭が30日、開幕した。漫画祭には、慰安婦問題をめぐる日本と韓国の作品が出展されたが、主催者側は、「強制連行はなかった」とする日本側の漫画を「政治的」として撤去するよう要請した。韓国政府が持ち込んだ「元慰安婦被害者」の作品は展示を許可した。「韓国側主張の誤りを正し、真実を伝えたい」と、漫画作成に意気込んできた日本側関係者は納得せず、波紋が広がっている。 30日、韓国政府の趙(チョ)允(ユン)旋(ソン)・女性家族相はアングレームを訪問し、「散ることのない花」と題した元慰安婦についての漫画企画展の開幕を宣言した。しかし、事前に地元記者らを対象に予定されていた説明会は主催者側の要請で中止された。 日本発慰安婦漫画の出展準備を進めていた実業家の藤井実彦氏(41)ら「論破プロジェクト実行委員会」の
自民党の片山さつき環境部会長は19日、東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に立候補を表明した舛添要一元厚生労働相に対する支援を安倍晋三首相から求められ、難色を示したことを明らかにした。党大会が開かれた都内ホテルで記者団に語った。 同党都連に所属する片山氏は過去に舛添氏と婚姻関係にあったこともあり、首相が党大会の会場で「誰よりも片山さんに(舛添氏の)応援に立ってほしい」と要請。これに対し、片山氏は「舛添氏は障害を持つ婚外子に対する慰謝料や扶養が不十分だ。解決されていない」と述べ、現状では難しいとの認識を示した。
東京・六本木の路上で「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のデモに反発し、自転車で参加者に体当たりするなどしたとして、警視庁麻布署は18日、暴行容疑で、東京大生の手塚空容疑者(22)=文京区白山=を現行犯逮捕した。同署によると、「暴行はしていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、18日午後3時10分ごろ、港区六本木の路上で、デモ隊に自転車で突っ込み、在特会員の男性(21)に体当たりするなどの暴行を加えたとしている。 同署によると、手塚容疑者は在特会などの排斥デモ活動に反対する「レイシスト(人種差別主義者)をしばき隊」と称するグループの関係者とみられ、デモ隊の反対側の歩道から自転車で車道を横断して突入し、警戒中の同署員に取り押さえられた。 この日のデモには約200人が参加。反対派も約60人が抗議活動していた。
民主党の支持組織である連合東京は18日、臨時の三役会議を開き、東京都知事選で舛添要一元厚生労働相(65)を支援する方針を決めた。20日にも政策協定を結ぶ。民主党都連は細川護煕元首相(76)への支援を決めており、党と連合東京で分裂選挙となる。 大野博会長らは取材に対し「15日に舛添氏と会談し、支援要請を受けた。非正規雇用の問題などで考えが同じだ」と説明した。細川氏側からは支援の申し入れがなかったとし「連合は将来的に原発の依存度を低下させていく方針で『明日から止めます』というのはノーと言っている」と述べた。 大野会長らによると、会議では「自主投票にした方がいい」などの意見も出たが、舛添氏支援が会長一任でまとまった。大野会長は「民主党と全てイコールではなく、関係が悪くなることはない」と話した。 連合東京は電力関係労組を傘下に抱える。【都知事選】「脱原発」「郵政民営化」…小泉氏とタッグの細川氏めぐ
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