ドイツの場合。 それでは最後に、各国で左派政権が誕生した際に安全保障政策がどうなったかを紹介しておきます。 ○ドイツ社会民主党政権・・・単独政権時代に安全保障政策の大転換を決断。 独軍改編へ、介入・平和維持・後方支援の新3軍に(2004/1/17/ 読売新聞) - 第二次大戦後長らく、国外派兵に厳しい足かせをはめてきたドイツ軍が、全世界への展開にむけて名実とも生まれ変わることになった。全軍(現在28万5000人)を世界各地の紛争や危機に即応できる「介入軍」、平和維持を主任務とする「安定化軍」、および両軍の後方支援などを担う「支援軍」の3軍に新編成する方針を明らかにしたからだ。 第二次大戦の反省から、ドイツは1990年代半ばまで、派兵を北大西洋条約機構(NATO)域内に限定してきたが、今回の新編成で「戦後」と完全に決別することになる。 シュトルック国防相は昨年5月、ドイツ軍の主任務を「専守防