「弱者救済はリソースを増やして/リソースあってなんぼ」っていうやつがいるけど、その論理だと裏がえしとして現にリソースがない状態(計画停電、震災、不況)になったとき、「弱者救済」できないの仕方ないよねみたいなことになってしまう。絶対だめ。
■停電 昨日、強い揺れと同時にパソコンの電源が落ち、その後部屋は真っ暗闇に包まれました。 一瞬、強い不安がアタマを駆け抜け、ラジオを合わせると、綺麗な歌声が流れてきました。ああ、大丈夫なんだな・・・。それでも、停電はすぐには解消しませんでした。早起きして仕事場へ向かわなければならなくなったので、早朝に目覚ましをセットし、寝る前の少しの間、携帯電話からネットに接続をし、情報収集を行いました。 そういえば、電源が落ちる前のパソコンではくだらない内容を書き込みしていたのでした。みんなはどうしているのだろうと、覗いてみると地震の影響を心配する声と、いつもと同じ風景が半々ぐらいでした。一瞬、馬鹿話に盛り上がる様子に、こっちは大変な思いをしているのに・・・などというどす黒い思いが沸き上がりかけましたが、そんなの誰のせいでもありません。寧ろ、そのおかげでだいぶ安心をえられました。そうしてどらねこを心配し
雑誌『科学』の田中です。 一市民としてのひとつの見方でしかありませんが、このような見方もあるということをお知らせしたくて、書いています。(見方の紹介であって、これが唯一正しいと考えているわけではありません。)いずれも、科学そのものではなくて、科学を超えた社会の問題についてです。(しかし、科学者を含めたどの人も市民として関わる話だと思っています。) 申し上げたいことは次の3点です。 (1)科学(科学者)に責任が押し付けられる制度的問題について (2)原子力発電のもつ、利益(便益)と被害(リスク)の分配の巨大な不均衡について (3)公的な資金が投じられている科学の本来の意味について (1)科学(科学者)に責任が押し付けられる制度的問題について 「想定外」についての議論を拝見していて私が感じたことは、根本的には、この問題に行き着くのではないかということでした。 改めて書くまでもないと思いますが、
20年以上前になるのだが、学生の頃にチェルノブイリ原子力発電所事故が起きた。 私はすでにスリーマイル島(TMI)原子力発電所事故の経験を経て原子力というものに疑問を持っていたのだが、チェルノブイリはハッキリと原子力反対、へと押しやった。当時、物理学科の仲間にもそうした意見を表明する者も少なくなく、我々はささやかではあるが「反原発」活動を始めた。 今でも鮮明に覚えているのが、学科の教授達を交えた討論会で、学生・教員の区別無く「原発は是か非か」について話し合った。 意外というべきか、教授の中にはハッキリと反原発の立場に立つ先生もいた。核物理の教授は「原子力は必要だ。安全措置を施してある日本の原発で事故が起きることはありえない」と述べた。 だが、大方の先生の意見はこうだった。 「原子力は既に電力の4分の1を占めている。代替手段が無ければ原子力は仕方がない」 つまり、消極的賛成、という事だ。 その
日本人のちょっとおかしいところは、100%の安全があり得ると思っている所。 実際には安全性と時間と予算と人員と・・・っていうトレードオフに関してギリギリの綱渡りをしてバランスを取っている。だから、ちょっとしたミスですべてが崩れ去る可能性だってある。 でも、それが当たり前でそれが何時までも続くと思っている。 そりゃ事故なんて起こっちゃいけないけど、それを管理しているのは人間なんだからミスを100%無くすことはできないし、それによって安全が脅かされる可能性があるってことを忘れちゃいけないんだと思う。 けど、だからってその「安全が脅かされる可能性」「安全が脅かされた事実」とそこから得られる利益を比較せずに一方的に反対することも頂けないと思う。それを考えたら何もかもが安全ではないから。 原発賛成派も反対派もその辺りを配慮に入れて、上手い折衷案を考えてもらいたいと思う。 今の日本は、ヒステリックすぎ
東京電力福島第一原発の1、3号機で発生した水素爆発は、経済産業省原子力安全・保安院が想定していない事態だったことがわかった。 保安院が8日夜、記者会見で明らかにした。 水素ガスは、原子炉内の水位が低下し、核燃料棒が水から露出して高温になると発生する。しかし、保安院によると、圧力容器を囲む原子炉格納容器には通常、窒素を充満させており、水素と反応して爆発を引き起こす酸素はほとんど存在しない。実際には、1号機で3月12日、3号機では同14日に、格納容器のさらに外側の原子炉建屋で、水素爆発が起きた。 保安院側は「設計上は格納容器から水素が漏れないようになっている。国の安全審査でも、漏れてしまったらどうするかという設計上の手当はされていない」と認めた。
粥川準二 @kayukawajunji STS(科学技術社会論)という学問を専攻している方に質問があります。(といっても、またスルーされるような気がしますが。)あなた方の役割は、「正しく恐がれない人」「科学/メディアリテラシーの低い人」のことを嘲笑して楽しむことですか。最近のあなた方の冷笑的な態度は目にあまります。 2011-04-08 23:02:01 粥川準二 @kayukawajunji もちろん「科学技術社会論」を「生命倫理学」や「科学コミュニケーション」に置き換えても、僕のいらだちは変わらない。それをは別に、時間を考えるべきだった。この時間帯にツイートしても、寝たふりができる。次はタイミングをみはからろう。 2011-04-09 00:06:29
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く