西武鉄道(埼玉県所沢市)は4月末から新宿線(西武新宿−本川越)と池袋線(池袋−吾野)に導入予定の新型通勤車両30000系「スマイルトレイン」を報道関係者に公開した。曲線を多用し“笑顔”を表現した車両は、平成18年3月に再編した新生西武グループの象徴的な存在として製造したもの。有価証券報告書の虚偽記載などで失墜した企業イメージの回復を願う気持ちも込められている。(中島明宏) 組織横断で開発 「グループの象徴的なプロジェクトだった。英知を結集した車両で、誇りに思う」 スマイルトレインと対面した後藤高志社長が胸を張った。1月27日に山口県の日立製作所笠戸工場から埼玉県所沢市の小手指車両基地に到着。翌28日に初めて前面を覆っていたシートが外された。 同社は開発にあたり企画、広報、人事など車両部以外の部署からも人材を集め、女性10人を含む29人のプロジェクトチーム(PT)を結成。いわゆる男社会の車両
西武鉄道(埼玉県所沢市)の101系初期型226号車が1月末で、多摩湖線(国分寺−西武遊園地)での営業運転を終えた。1月28〜31日に特別ヘッドマークを付けて「ラストラン」を行った。 101系初期型は昭和44年の秩父線開業に合わせて登場。801系をベースに開発した低運転台車だが、秩父の山岳地帯で力を発揮できるよう150キロワット主電動機を搭載し、抑速付きの発電ブレーキを備えていたことで急行と各停の両方に適しており、「ASカー(オールラウンド・サービス・カー)」と呼ばれた精鋭だった。 平成16年12月に新宿線と池袋線の本線から姿を消した後は、ワンマン運転用に改造した車両が多摩湖線と多摩川線(武蔵境−是政)で運行されるのみとなっていた。多摩湖線で引退した後も、多摩川線では3編成が残る。 撮影のため埼玉県鷲宮町からやってきた鉄道愛好家の男性(63)は「昔は近くに住んでいたのでよく乗っていた。101
西武鉄道、スマイルトレイン完成 2008年01月30日 西武鉄道(本社・所沢市)の新型通勤車両30000系(愛称・スマイルトレイン)が完成し、28日に同市の同鉄道小手指車両基地で納車式があった。4月末ごろ西武新宿線にデビューし、11年度までに順次、新宿線と同池袋線に計120両が導入される。安全性のほか、快適性やデザイン性も重視した丸みのある車体が特徴で、同社は「人に優しく、みんなの笑顔を作り出す電車にしたい」と期待している。 西武鉄道の新型車両スマイルトレイン 新型車両の開発には、女性社員も多く起用。つり手やドア付近の手すりをつかみやすくしたり、座席をより快適にしたりしたほか、荷台を低くした。車いすコーナーにはエアコンを付け、固定用ロープも設置。床面の高さも少し低くしてホームとの段差を少なくした。 車体は従来型より強固な「アルミダブルスキン構体」で安全性を高め、騒音や振動も軽減。アルミの車
西武鉄道は28日、4月末に西武新宿線へ投入予定の新型車両30000系(8両編成)の第1編成車納車イベントを開催した。場所は、埼玉・小手指にある「池袋線車両所 小手指車両基地」。同車両基地には、同社取締役社長の後藤高志氏やプロジェクトメンバーが集結し、新車両との対面を果たした。 新生西武グループのシンボル的な存在という30000系 西武鉄道取締役社長の後藤高志氏とプロジェクトメンバー。ちなみに連結器は運搬用のもので、営業時には別のものが装着される 30000系車両は「スマイル トレイン 〜人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両〜」をコンセプトに、"たまご"をモチーフにしたデザインが特徴という。開発に際し、社内横断的に運輸、電気、広報、沿線営業、不動産、人事、車両といった各部署から男性19人、女性10人を集めてプロジェクトチームを結成。今回の新車両プロジェクトは「これまでのプロのスタッフに
西武鉄道は28日、4月末から新宿線などに投入する新型車両30000系(愛称スマイルトレイン)を埼玉県所沢市の車両基地で公開した。 西武グループ再編後初めて製造した車両。社内の専門部署だけなく、企画や広報、人事など各部署から集めた29人が開発チームを結成、女性の声を設計に反映させようと、うち女性社員10人も加わっている。 車両は「たまご」をモチーフし、丸みを帯びたデザイン。先頭車両の前面は卵形をイメージして設計。天井はドーム形にしたほか、つり革は楕円(だえん)に近い形にした。横幅は従来型より13センチ大きくして8両編成時の定員を約60人増やした。 平成23年度までに120両を製造。一方、長年親しまれた黄色の101系と301系は同年ごろまでに池袋線、新宿線から姿を消す。 西武鉄道の後藤高志社長は「西武グループの象徴的なプロジェクトだった。英知を結集した車両で、誇りに思う」と話した。
〈東京〉西武多摩湖線(国分寺−西武遊園地)で活躍してきた101系初期型226号車(4両編成)が31日の運転を最後に引退する。運行する西武鉄道(埼玉県所沢市)は、28日からラストランなどのイベントを展開する。 黄色の車体が親しまれてきた3ドアの通勤車両。製造は昭和51年で老朽化に伴い、廃車されることになった。 ラストランとして28日から31日まで、ヘッドマークを付けて運転する。このほか、2月2日から11日まで各駅で記念硬券乗車券(復刻版)を発売するほか、西武遊園地駅でのグッズ販売(2月3日午前11時〜午後2時)やイベント列車「ミステリートレイン」の運転(2月3日、応募は終了)などが行われる。
西武鉄道が平成20年4月末に投入予定の新型通勤車両30000系のデザインが決まった。「スマイルトレイン〜人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両」をコンセプトに“たまご”をモチーフにしたユニークな外装となる。■=>動画(1)MSNビデオで見る =>動画(1)産経ポッドキャストで見る■=>動画(2)MSNビデオで見る =>動画(2)産経ポッドキャストで見る■=>動画(3)産経ポッドキャストで見る 「『うみたてのたまごのような優しく柔らかい膨らみ』をイメージしました。新生西武はこの車両とともに生まれ変わります」と同社次期通勤車両プロジェクト事務局の澤田和美さん。 開発には女性スタッフが多数参加。ハートをあしらった優先席シートの柄、丸みを持たせた吊(つ)り手や荷物棚のパイプなど“たまご顔”の外装同様に見た目に優しい内装とした。吊り手や握り棒を抗菌加工にしたのは女性ならではの視点だ。 車いすスペ
個人情報の保護 新聞倫理綱領 著作権・リンクについて 記事使用 Web広告のご案内 お問い合わせ先一覧 FujiSankei Business i. on the webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。 このサイトは、フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く