ぷらっと沿線紀行(45) 南海電鉄和歌山市駅を出た2両編成の電車は、紀ノ川駅で本線から西に分かれ、全長9.6キロ、単線の加太線に入る。 線路に挟まれて改札がある東松江駅。夕暮れの駅舎に明かりがともった城ケ崎海岸からのぞむ紀淡海峡。島影の向こうに夕日が沈んでいった供養のため淡嶋神社に納められた人形軽便鉄道時代の橋脚が使われている河西橋加太地区に残る砲台跡=いずれも和歌山市で加太線は無人駅が少ない。駅員が電車や乗客を出迎える=和歌山市の加太駅で 東松江駅では、島式ホームの反対側に行き違いの上り電車が待っていた。乗客は駅構内の踏切を横切って改札口へ歩いていく。時間が緩やかに流れるようだ。 終点の加太駅まで24分。寄せ棟造りの木造駅舎は、1912(明治45)年、加太軽便鉄道として開業した当時のままだ。「駅舎を見るためだけに、はるばる訪れる人もいますよ」と、駅長の加藤文男さん(69)。
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昭和38年のデビュー以来、主に急行電車として東北地方などで活躍してきた「455系電車」が引退することになり、JR仙山線で22日、さよなら運転が行われた。引退は3月15日のダイヤ改正に伴うもので、山形駅は約300人の鉄道ファンでにぎわった。 455系は交流区間と直流区間の両方を走れる電車として登場。JR東北線の仙台−上野間の急行などとして使われてきた。昭和57年の東北新幹線開通後は、普通電車としての運転が多くなり、最近は2編成がJR磐越西線を中心に走行してきた。 さよなら運転に伴い、山形駅で駅員が花笠音頭を披露。ホームでは子どもたちが車両に「さよなら」と声を掛けていた。山形県天童市の小学4年生、花輪佳月君(10)は「いすが少し座りづらいけど、面白い電車です」と話していた。 455系は23日にもJR東北線の仙台−郡山間でさよなら運転を行い、その後、廃車となる。
列車の最後の雄姿とともに記念撮影に納まる親子=山形市・JR山形駅 「急行ざおう」(山形−上野間)などで活躍し、ダイヤ改正(3月15日)に伴って引退することが決まった急行型455系電車の「さよなら運転」が22日、仙山線で行われた。 455系は1963(昭和38)年、急行型交直流電車としてデビュー。普通列車として仙山線や磐越西線などで使われてきた。仙山線では、2001年3月で既に引退している。 この日は、仙台、山形発がそれぞれ1本ずつ運行され、ともに乗車率100%となった。山形市のJR山形駅では、仙台発の下り列車がホームに近づくと、関係者が花笠音頭に合わせた和太鼓演奏と踊りで出迎えた。 最後の雄姿をカメラに収めようと、列車の前で記念撮影をする親子連れや、名残惜しそうに座席の座り心地などを確認するファンの姿も。初めて乗車したという東京都中野区の無職橋本弘さん(71)と妻の勝子さん(69)は
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