近畿日本鉄道は時間帯や季節、路線に応じて特急料金を柔軟に変えられるシステムを導入する。約20億円を投じ3年程度をかけて特急券の予約システムを刷新する。現行システムは乗車距離に応じた一律の料金体系。沿線人口の減少や景気低迷で特急列車の利用者が減る中、需要動向に合わせた料金設定で運輸収入の底上げを目指す。通勤時間帯に比べて空席が目立つ平日の昼間に特急料金を下げたり、座席を予約する時期が早いほど割引
近畿日本鉄道は時間帯や季節、路線に応じて特急料金を柔軟に変えられるシステムを導入する。約20億円を投じ3年程度をかけて特急券の予約システムを刷新する。現行システムは乗車距離に応じた一律の料金体系。沿線人口の減少や景気低迷で特急列車の利用者が減る中、需要動向に合わせた料金設定で運輸収入の底上げを目指す。通勤時間帯に比べて空席が目立つ平日の昼間に特急料金を下げたり、座席を予約する時期が早いほど割引
阪神なんば線(尼崎―大阪難波)を経由して、阪神電気鉄道の神戸・三宮と近畿日本鉄道の三重・賢島間を結ぶ約200キロに、直通特急を走らせる構想が動き出す。 阪神の坂井信也社長が読売新聞のインタビューに答え、「臨時列車で検討したい」と、前向きな考えを示した。相互乗り入れする近鉄は直通特急の運行に意欲的で、早ければ2013年にも実現する可能性が出てきた。 現在、阪神の三宮駅から近鉄の賢島駅(三重県志摩市)までは、大阪難波で近鉄特急に乗り換えなければならない。坂井社長は「定時の直通運行はダイヤ上、厳しい」としながらも、「小学生の修学旅行など臨時や貸し切り電車なら考えられる」と述べた。これまで阪神電鉄は、ダイヤの調整が難しいことなどを理由に、特急の直通運行には慎重な姿勢を示していた。 近鉄は20年に1度の伊勢神宮式年遷宮が13年に催されるのを機に、伊勢志摩方面への観光用新型車両の導入を検討している。近
阪神電気鉄道は近畿日本鉄道との相互直通運転を開始した阪神なんば線の開通1周年(3月20日)を前に、同月13日に阪神三宮発近鉄奈良行きの記念電車「奈良エクスプレス」を運行。250人限定で参加者を募集している。 阪神タイガースのマスコットキャラクター、トラッキー&ラッキーが三宮駅から車掌役で同乗し、甲子園駅で奈良県のイベント「平城遷都1300年祭」のキャラクター、せんとくんとミス奈良に交代。車内で記念撮影や景品が当たるクイズ大会、電車の洗車機通過体験も行われる。参加料金は大人2500円、小学生千円、幼児(3歳以上)500円(片道乗車券、記念品を含む)。 応募ははがきに、代表者の郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号・参加者全員の氏名・年齢(中学生以下は学年も)を記入し、〒553−8553 阪神電車運輸部イベント列車応募係へ。今月25日必着。問い合わせは阪神電鉄(電話06・6457・2222)。
来年3月の「阪神なんば線」開業を前に、山陽電気鉄道の山陽姫路駅(兵庫県姫路市)と近畿日本鉄道の賢島駅(三重県志摩市)を乗り換えなしで結ぶ直通特急を走らせることに両社と阪神電気鉄道の3社が基本合意したことが26日、分かった。実現すれば、総延長250キロ超とJR以外の私鉄で最長距離を走る特急が誕生する。特急料金の設定など課題も多いものの、関係各社の間で具体化への機運が高まっている。 阪神なんば線は、来年3月20日に尼崎(兵庫県尼崎市)−近鉄難波(大阪市)を結ぶ阪神の新路線。現在の尼崎−西九条(大阪市)を結ぶ「西大阪線」を延伸して改称する。開通とともに近鉄、阪神が相互直通運転する計画で、三宮(神戸市)−近鉄奈良(奈良市)間を結ぶ快速急行も設ける。 快速急行より速い特急やさらに長い距離の直通運転は、開通時のダイヤに設定されていない。ただ、観光客増加や沿線観光地の活性化に向けて、近鉄と山陽は姫路−賢
近畿日本鉄道は八日、二〇一〇年春を目標に、山陽電気鉄道に乗り入れる構想を明らかにした。〇九年春に阪神電気鉄道との相互乗り入れが始まり、阪神と直通運転している山陽とも線路がつながることから、両社と調整に入った。姫路と奈良、伊勢志摩を結ぶ計画で、世界文化遺産・国宝姫路城と古都・奈良、伊勢志摩を直結する新ルートは国内外の観光客を引きつけそうだ。(西井由比子) 近鉄の路線網は三重、愛知にまで及ぶが、ローカル線も抱え、鉄道収入の大きな伸びは期待しにくい。プロ野球や遊園地などレジャー・観光事業を大幅に整理する一方、テーマパーク「志摩スペイン村」や、小説「華麗なる一族」の舞台となった志摩観光ホテルなど自社系リゾート施設が多い伊勢志摩を最重点地域に、集客に努めている。 だが修学旅行や団体旅行が多い伊勢神宮は、兵庫県内と乗り換えなしで結ぶJRが使われる場合が多く、山陽への乗り入れで利用客を取り込む。さらにJ
ラッシュ時の近鉄混乱、原因は暑さと阪神延伸工事2008年7月4日 印刷 ソーシャルブックマーク 大阪市中央区の近鉄難波駅構内で3日夜に架線が垂れ下がり、奈良線と大阪線の一部が約2〜3時間にわたり運転を見合わせた事故で、近鉄は4日、暑さで銅製の架線が延びたのが原因と発表した。同種の事故は70年3月の同駅開業以来初めて。 同社によると、本来は架線のたるみを感知する装置が働いて自動的に調節されるが、09年春に開業する阪神西大阪延伸線(西九条―難波)の工事場所を確保するため昨年12月、事故の起きた架線部分からこの装置を撤去していたという。同社は「気温が高くなりがちな駅では架線の点検を強化する」としている。 アサヒ・コムトップへ
年間200万人の入場者がある人気施設「海遊館」を運営する大阪市の第3セクター「大阪ウォーターフロント開発(OWD)」をめぐり、大阪市が当初予定していた保有株の今年度中の売却が不可能となる見通しになった。いったん売却に合意しながら、半年も宙に浮いたままの状況に、買い取りを予定していた近畿日本鉄道の関係者は「大阪市ほど信用できない組織はない」とあきれるが、市議会などの反発は強く、平松邦夫市長が最終的な結論を出せる見通しは立っていない。 3セクの整理を含む外郭団体の見直しや、市有財産の売却による財政収入の改善と行財政のスリム化は市政改革の柱。市はOWD以外にも株や施設、土地の売却を計画しているが、黒字で比較的売却しやすいとみられていたOWDでさえ暗礁に乗り上げる現状では、民間市場での市の信用低下に歯止めがかからないとの見方も出ている。 OWDは平成18年度純利益が約5億5700万円の優良3セク。
近畿日本鉄道は,GPS機能と連動させて,列車の行き先や停車駅,ブレーキ位置などを知らせる運転士支援システムを2008年3月に稼働させる。安全対策の一環として導入するもので,複雑な列車編成や過密な運行ダイヤを背景に頻発する,運転士の“うっかりミス”を防止するのが狙い。 同システムは,Windows CE 5.0を搭載したGPS機能付きモバイル端末720台を利用するもの。近畿・東海地区の11列車区ごとに,専用のサーバーを設置。運転士は毎朝,各サーバーから当日乗車する車両の種別(行き先や車両数,停車駅,ブレーキ位置など)や運行ダイヤ・データをSDカードにコピーし,運転台のアームに取り付けたモバイル端末に差し込んで利用する。 列車の位置情報はGPSと加速度センサーを連動させて割り出すほか,トンネルなどのGPS障害地点では,地上からの無線通信によって位置情報を取得できるようにした。走行時にはGPS機
駐車無料サービス 近畿日本鉄道と近鉄百貨店などは、近鉄百貨店阿倍野本店(大阪市阿倍野区)の買い物客を対象に、近鉄の駅周辺の駐車場に車を止め、鉄道を使って買い物をした場合に駐車料金を無料にする「パークアンドライド」を来年1月8日から1年間、試験実施する。近鉄南大阪線河内松原駅(大阪府松原市)と藤井寺駅(大阪府藤井寺市)が対象だ。関西の百貨店ではジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区)が03年から、JR草津駅の利用客を対象に実施しているが、全国では珍しいという。 駐車場は近鉄などが所有し、両駅から徒歩2分以内にある。阿倍野本店のある近鉄・大阪阿部野橋駅まで電車で10〜15分かかり、往復運賃580円は自己負担だが、3000円(税込み)以上の買い物をすると駐車場の料金が3時間無料になる。 阿倍野本店には883台収容の駐車場があり、3000円(同)以上の買い物をすれば、2時間の無料駐車サービス券がもら
ぷらっと沿線紀行(31) 正面にこんもりとした森が迫ってきた。近鉄藤井寺駅を出た準急電車は、森を避けるように左へカーブを切る。「キシーン、キシーン」と、レールと車輪がこすれ合う甲高い金属音が響く。電車の正面に新しい森。今度は右にカーブを切り、土師ノ里駅のホームに滑り込んだ。近鉄南大阪線は古墳の間を縫うように走る。巨大な「応神天皇陵」の脇を特急が駆け抜けていった=大阪府羽曳野市で藤井寺球場で開かれた第20回全国中等学校優勝野球大会の大阪大会準決勝=1934年8月3日、大阪府南河内郡藤井寺町(現藤井寺市)で古室山古墳は誰もが気軽に散策できる=大阪府藤井寺市でかつての藤井寺球場は整地され、外周にのみ面影が残る。空から見ると回りには古墳が点在していた=大阪府藤井寺市で、本社ヘリから古市駅で連結される車両 近鉄南大阪線は、大阪府南東部の藤井寺市から羽曳野市にかけて巨大な前方後円墳が集中する
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