民主党の「整備新幹線を推進する議員の会」の会合が3日開かれ、出席した議員から「(整備新幹線建設費を)公共事業費からもっと投入すべきだ」との声が相次いだ。与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)も同じ主張を展開しており、道路特定財源をめぐって対立する与党と民主党も整備新幹線では呉越同舟のようだ。 会合には高木義明氏ら約15人の議員が出席。議員からは「(整備新幹線には)7兆円の公共事業費うち1%しか使われていない。何兆円も使う道路とは違う」「整備新幹線は環境に優しく、地域活性化にもつながる」などと建設を求める意見が噴出した。 与党PTも公共事業費からの支出増を検討しており、この点では足並みをそろえた格好だ。だが、与党PTでは道路特定財源の暫定税率が失効に伴い、公共事業費の先行きが不透明になったことを理由に議論を中断している。