“母”がつくった西武の新型電車がデビュー 西部新宿駅で行われた新型車両30000系、愛称「スマイストレイン」の出発式=26日午前、東京都新宿区(クリックで拡大) 西武の「次世代の顔」、新型通勤電車30000系が26日、西武新宿線でデビュー。2005年からリストラを進めた西武グループにとって、再編後初の新型車両だ。 後藤高志社長は、この新車を再編のシンボルと位置づけ、「社内の女性に意見を求め、車両製作に反映しよう」とゲキを飛ばしたという。その結果、愛称スマイルトレイン、つり革は握りやすい卵型、荷棚は低め、運転士の背後にある窓も低くし、「小学1年生ぐらいなら、お母さんが抱っこしなくても前が見られるようになりました」(広報部)。 考えてみると、今までの通勤電車に欠けていたのは女性、とりわけ母の視点ではなかったか。殺伐とした“痛勤”の車内でも、母の愛情がふと目に入れば心も和むというもの。西武は最新