鉄道トラブル:JR山陰線、車輪空転し速度出ず 暴風雨で線路に海水付着?2本に遅れ、乗客300人影響−−下関・豊北 /山口 23日午前6時50分ごろ、JR山陰線・阿川−特牛駅と滝部−長門二見駅(いずれも下関市豊北町)の2区間で、2両編成の普通列車の車輪が空転し、速度が極端に落ちるトラブルが起きた。JR西日本は、21、22日の暴風雨で飛ばされるなどした海水の塩分が線路に付着したためではないかとみている。 同社によると、現場区間は通常、時速40〜50キロで走行する。しかし、今朝の運行では同10キロ程度まで速度が下がったとみられ、運転手は「出発直後、速度が出なくなった」と話しているという。 このトラブルで上下線計2本が30分遅れ、乗客300人に影響が出た。 空転は線路に枯れ葉が積もったり、虫が大量発生した際に起きる場合が多い。【井川加菜美】 〔山口版〕