JR東日本水戸支社は3月9日、茨城の梅酒と食を楽しむ「梅薫るいばらき梅酒トレイン」を運行する。偕楽園(水戸市)の梅の見頃に合わせて、ほろ酔いの列車旅を楽しんでもらう。
東武鉄道の特急アーバンパークライナーは「リバティ」の愛称が付けられた500系車両で浅草-大宮・柏間と大宮-柏間を運行しています。2017年に登場した比較的新しい特急列車ですが、3月のダイヤ改正で廃止されることが発表されました。同社広報によると、春日部駅高架化工事のため、スカイツリーラインからアーバンパークラインへの渡り線が撤去されるためとのことです。 この列車のことがずっと気になっていました。平日夜間のみ運転で、特急料金が必要な区間も短く、多くの区間が追加料金不要で“乗り得”な列車…ということで、1月半ばの金曜日に体験乗車をしました。体験、と書いたのはこの列車に乗る以外の目的がないから。どうせならばと最も長く乗車できる浅草から柏まで完全乗車してみました。
埼玉高速鉄道(SR)の浦和美園駅-東武野田線岩槻駅間を結ぶ「地下鉄7号線延伸計画」で、さいたま市は24日、概算建設費が2017年度時点で試算した860億円から1300億円に膨らんだことを市議会特別委員会に報告した。併せて事業化への課題解決のため鉄道事業者に技術的な助言を求める「技術支援」を要請する方針も明らかにし、清水勇人市長が目指していた事業者への本年度中の事業化要請は事実上断念した形となった。(藤原哲也) 市によると、資材高騰や人手不足、建設計画の進展による高架橋のくい基礎や岩槻駅の構造見直しなどで工事費が345億円増加。建設を予定する埼玉スタジアム駅の構造変更などで70億円のコスト削減も盛り込んだが、工事費増に伴う関連費用や消費税も95億円増えた。人手不足が続く仮定で算出した概算工期は7年から18年程度へと大幅に伸びたが、施工効率の向上で短縮の余地があるともしている。
蒸気機関車(SL)の後に活躍した電気機関車やディーゼル機関車に光を当てた企画展「大機関車展~日本の鉄道を引っぱった勇者たち~」が、さいたま市大宮区の鉄道博物館で開かれている。29日まで。国鉄時代からの写真やナンバープレートなどの貴重な資料が数多く展示されている。(藤原哲也) 会場では1872年の鉄道開業以来、機関車が客車や貨車をけん引する運転形式が定着し、戦後を中心に各地で鉄道の主役となった「機関車黄金時代」の歴史をたどる写真や解説パネル、資料など約300点が並ぶ。戦前に直流電気機関車の技術が確立され、戦後に高電圧の交流電化が実用化されて、その技術が性能向上や新幹線の実現に至った歴史も紹介している。
群馬県中之条町が整備、運営する旧太子(おおし)駅の展示車両に、旧国鉄時代に活躍した貨車「ワラ1形貨車」が新たに加わった。1万7367両が製造されたが、現役時代の姿を残すのは唯一この車両という貴重な存在。公的機関が保存、展示するのも初めてで産業遺産的な価値も高く、町は「新しい目玉になる」と期待する。(小松田健一) ワラ1形は1962~66年に製造され、全国で使われた旧国鉄を代表する貨車。しかし、側面の開口部が狭く、フォークリフトで貨物を積載した場合は車内の横移動に人力が必要な構造だったため、現場の評判はあまり良くなかったという。次第にコンテナ車に主力の座を奪われ、87年のJR貨物発足時は1両も継承されなかった。
県内のJR駅で初めて設置され、運用が始まった取手駅のホームドア=いずれも取手市で(JR東日本首都圏本部提供) JR常磐線の取手駅(茨城県取手市)に、県内のJR駅では初めてホームドアが設置され、9日夕方から運用が始まった。東京メトロ千代田線に乗り入れる1、2番線に設けた。ただ、県内JR駅は特に水戸支社管内では具体的な整備計画がなく、視覚障害者団体の関係者は「誰もが安全安心に列車を利用するには欠かせない」と早期の整備を訴える。(青木孝行) JR東日本によると、取手駅の1日当たりの平均乗車人数(2022年度)は、県内では2番目に多い2万2162人。最多は水戸支社管内の水戸駅の2万5161人だが、取手駅は首都圏本部の担当で、常磐線各駅のホームドア設置計画に基づき、整備を進めていた。 取手市も駅東口側のバリアフリー化事業に21年度から取り組んでおり、ホームドア設置に約1億2千万円の補助が得られたこと
JR久留里線の久留里-上総亀山間(千葉県君津市)の在り方を巡り、JR東日本千葉支社と君津市、県などが協議する「沿線地域交通検討会議」が地域住民に行ったアンケートに対し、設問が不十分との批判が地元から出ている。運行本数が少ないという使い勝手の悪い現状で利用実態を質問したため、利用の少なさが強調される結果となったからだ。昨年末の第3回会議後、座長を務める日本大理工学部交通システム工学科の藤井敬宏特任教授は「数値が肌感覚として合っているかどうか地元の人の意見を聞きたい」と述べた。(山本哲正) 会議は君津市立中央図書館で非公開で行われ、アンケートの集計結果が報告された。「地域の大半の人は公共交通を利用していない現状を確認した」とされたという。 アンケートは昨年10、11月に実施。2243世帯に配布し、1110世帯から回答があった(回答率49・5%)。通勤、買い物、通院と目的別に主な移動手段を聞く質
昨年8月26日に開業した次世代型路面電車(LRT)、芳賀・宇都宮LRT(通称ライトライン)。国内の路面電車としては75年ぶりに誕生した新線の盛り上がりは、年を越しても衰える気配がない。 宇都宮市などが出資する運営会社宇都宮ライトレールは順調な客足に応え、3月のダイヤ改正で増発に加え、路面電車では珍しい快速運転を準備中だ。2030年代には市中心街を通過するJR宇都宮駅以西への延伸を計画し、典型的な車社会である北関東の交通網に一石を投じようとしている。 ライトラインは宇都宮の異名「雷都」にかけた名称で、車体の黄色が雷光を表す。宇都宮駅東口-芳賀・高根沢工業団地(芳賀町)間の14・6キロ(19停留場)を約44分で結び、車両は3両編成で車いすなどに対応した低床型。定員159人(座席数50)は路面電車としては国内最多で、1編成の長さ29・52メートルは路面電車の法定限度30メートルぎりぎりに迫る。軌
御岳登山鉄道(本社・東京都青梅市)は来年1月15~31日、愛犬用のケーブルカーのペット券が無料となるイベント「御岳山ワンちゃんの初詣応援ウィーク」を開催する。御岳山が愛犬と一緒に登れることを広く知ってもらおうと初めて企画した。 御岳山山頂の武蔵御嶽神社にはニホンオオカミの「大口真神(おおくちまがみ)」が祭られ、「おいぬさま」と呼ばれている。神社で犬の健康祈願もしており、近年は犬連れの登山者も増えつつあるという。 ケーブルカーの滝本駅から山頂近くの御岳山駅に向かうのが一般的なコース。ペット券は犬の体重10キロ以下が往復260円、10キロ超は同520円で、イベント期間中は無料となる。犬連れの利用者は、両駅の売店でワンちゃんクッキーを1割引きで購入できる。
廃線になったJR信越線横川(群馬県安中市)-軽井沢(長野県軽井沢町)間に残る碓氷峠の鉄道施設群について、安中市は世界文化遺産の登録を目指して2024年1月に庁内に研究会を設置し、本格的に検討を始める。鉄道技術や運輸交通史の観点から調査研究を進め、登録に求められる「顕著な普遍的価値」を立証できるようにする。 1893(明治26)年に開業した横川-軽井沢間は、距離11・2キロに対して高低差553メートルという険しい地形に鉄道を通すため、さまざまな技術が採用された。歯状レールを機関車の歯車とかみ合わせて走るアプト式をドイツから導入し、トンネル26カ所、橋梁(きょうりょう)18カ所を建設。1912(同45)年には日本の幹線鉄道で初めて電化された。
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