JR東日本高崎支社は22日、不採算路線となっている吾妻線長野原草津口(群馬県長野原町)-大前(嬬恋村)間について、公共交通のあり方に関する任意協議の開始を県と沿線の2町村に申し入れたと発表した。同支社は「廃止や存続を含めて前提を一切持たず、今後の公共交通のあり方を話し合いたい」としている。 吾妻線の対象区間は13・3キロで、長野原草津口-万座・鹿沢口間は1日21本、万座・鹿沢口-大前間は1日9本を運転している。2022年度の平均通過人員が1日263人で、採算ラインとされる2千人を大きく下回り、年間収入1700万円に対し費用が4億8千万円かかっていた。