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レビューに関するChachapoのブックマーク (1)

  • 考えるための書評集

    ヤスパースと仏教 湯田 豊 はしがきに書かれているように、著者はヤスパースの仏教観を徹底的に、荒廃的に批判したといっている。こてんぱんに批判されすぎて、もうまともに理解しようとする気が失せるほど容赦がない。愛情やリスペクトがあまりにも欠落している。 著者はヤスパースはトインビー同様、一流の思想家ではないと断ずる。一流の思想家は生き方が正直で、ひたむきに生きることだといい、そのような思想家にゲーテ、ニーチェ、フロイトをあげている。 著者は若いころにヤスパース、ハイデガー、サルトルの実存哲学にはまり、マックス・ミュラーによってインド哲学に深く傾倒するようになったといっている。その後、インド哲学の著作を多く書き、ヤスパースやニーチェの仏教観を分析したなどを出している。 ヤスパースは『偉大な哲学者たち』の中で仏陀とナーガルジュナの思想をとりあげている。著者の湯田豊はリポートしているだけであり、な

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