サイボウズは2015年1月27日、2014年6月に開始した「脆弱性報奨金制度」に関する説明会を開催した。同制度は、同社の製品サービスについて、社内で検出していない未知の脆弱性を発見・報告した善意の協力者に報奨金を支払うもの。2014年は、6月19日~12月25日の期間に報告を受け付けた。その結果、158件の未知の脆弱性が見つかり、総額687万円の報奨金を支払ったという。2015年は、特定の攻撃に関する脆弱性の報奨金を増額するとともに、報奨金を振り込むまでの期間を短縮する。 同制度は、同社のパッケージ製品とAPI、クラウドサービス基盤「cybozu.com」で稼働する各サービス、同社指定ホームページについて、社内検証や第三者機関による検証で発見されてない未知の脆弱性を、外部の協力者に発見・報告してもらうための仕掛けである。報告された脆弱性について、共通脆弱性評価システム「CVSS v2」の評