好きな時間に起きて、好きな時間に寝る。欲しかったのは例えば、そんなささやかな自由。しかし社会人ともなると、至難の業だ。仕事がある。生活費を稼がないといけない。でも視点を少しずらせば、それが可能になることを「発見」した人がいる。高村友也さん(36)だ。その答えは「小屋」にあった。 【写真】高村さんの小屋の外観や内観はこちら 小屋ブームの火付け役のひとりともいえる高村さん。これまであまりメディアに出ることがなく、今回、小屋を訪ねることはかなわなかったが、取材には応じてもらえた。 新緑のまぶしい季節、木漏れ日の差すなか、高村さんは言葉を選びながら静かに語る。 「最初は安い土地を買って適当に小屋でも建てて住んでみよう、と軽い気持ちで始めたんです」 東京大学哲学科卒業後、慶應大学の大学院に進学。在院中に始めた路上生活を経て、2009年12月、山梨県の雑木林に土地を約70万円で購入。3坪(約9.9平米
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