ドリーム・ポップ (Dream pop) とは1980年代から発展したロックのサブジャンルのひとつ。元来はめまいを誘うような浮遊感のある音世界が特徴で、エコーやリバーブ、ディレイ・エフェクトなどを駆使して演奏される。 概要[編集] 起源・特徴[編集] 1980年代中盤にコクトー・ツインズやThe PassionsやLowlifeといったポストパンクバンドが、ポップなメロディーを幻想的で官能的なサウンドをもって鳴らしたことがドリーム・ポップの始まりとされている。そういった初期のドリーム・ポップは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「日曜の朝」やジョージ・ハリスンの「レット・イット・ダウン」、ジョン・レノンの「夢の夢」といった曲の息遣いの混じったボーカルや雰囲気のあるサウンドに影響を受けていた[1]。特徴としてリフよりも幽玄なムードに焦点を置き、高音域の女性ボーカルや囁くような男性ボーカル、