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ブックマーク / nazology.net (20)

  • ハゲは治る時代に!「フサフサな毛を蘇らせる薬」をマウス研究中に偶然発見! - ナゾロジー

    「男性型脱毛症(AGA)」は、20代以降の成人男性に見られる進行性の脱毛症です。 遺伝や男性ホルモンの乱れが主な原因であり、日人男性の3人に1人がAGAといわれています。 AGAに悩んでいる男性は国内のみならず世界中にたくさんいますが、そんな男性陣に朗報です。 英シェフィールド大学(University of Sheffield)はこのほど、AGA治療に効果的な化学物質を偶然に発見したと発表しました。 実験では、脱毛マウスの毛髪再生を80〜90%促進したとのことです。 薄毛とサヨナラできる日は近い? 研究の詳細は2024年6月3日付で医学雑誌『Frontiers in Pharmacology』に掲載されています。 Cure for male pattern baldness given boost by sugar discovery https://www.sheffield.ac.

    ハゲは治る時代に!「フサフサな毛を蘇らせる薬」をマウス研究中に偶然発見! - ナゾロジー
  • 「私、今マウント取られた?」女性は相手の発言を煽りと受け取りやすい - ナゾロジー

    マウンティングとは、「自分の方が優れている」と相手に誇示してしまうことを言います。 例えば働き方に悩む非正規雇用の人に対して、「社員なんて責任が重くて大変なだけだよ、非正規の方が気軽でいいじゃん」と励ました場合、一見相手への理解を表していますが、言葉や態度で「自分はあなたよりも責任の重い仕事をしている優れた人間だ」ということをにじませています。 もちろんこれをマウントだと受け取るのは、捻くれ過ぎと思う人もいるでしょう。 これは最もな意見で、会話の中のマウンティングはあからさまなものよりも、皮肉めいた分かりづらい言い回しで伝えることがほとんどです。 そのため、会話でマウントの取り合いが発生するかどうかは、相手がどれだけマウンティングに敏感かどうかにかかっています。 スルーする人もいれば、別に発言側はそんなつもりじゃなかったのにってかかられることもあるのです。 そして研究によると、マウンティ

    「私、今マウント取られた?」女性は相手の発言を煽りと受け取りやすい - ナゾロジー
  • 人気の16タイプ性格診断「MBTI」が科学的根拠に乏しいと言われる4つの理由 - ナゾロジー

    こんな性格診断の画像を見たことはないでしょうか? これはMBTIと呼ばれていて、思考と行動のパターンを4つの次元に分け、16のタイプに分類する性格診断です。 ネットで「MBTI」と検索すると、一番上に出てくる「16 Personalities.com」は無料で診断でき、自分の性格タイプをかなり詳しく知ることができるためSNSを中心にかなり人気が高まっています。 しかしこの「16 Personalities」の性格診断テストは、実は正式なMBTI®ではないのです。 日MBTI協会は、注意喚起をするため「16 Personalities性格診断テストはMTBI®とは似て非なるものである」という趣旨の声明文を公開しています。 ただ心理学の領域では、正式なMBTI®も性格検査としての信頼性や妥当性、ベースとなった理論に関しては疑問が呈されているようです。 記事では無料で受けることができる性格診

    人気の16タイプ性格診断「MBTI」が科学的根拠に乏しいと言われる4つの理由 - ナゾロジー
  • 君が疲れるまで走るのをやめない「人類は持久走で獲物を追い詰めていた」 - ナゾロジー

    どこまでも追い続けます。 カナダのトレント大学(Trent University)で行われた研究により、エネルギーコストの実践的な計算が行われ、ランニングをしながら行われる人類の「持久狩り」が、他の狩りを上回るエネルギー効率をもっていたことが示されました。 人類の肉体も持久狩りに特化した進化をしていることから研究者たちはおよそ240万年前から人類は疲れて動けなくなるまで追い続け、トドメをさしていたと結論しました。 24時間で160キロを走破するウルトラマラソンやトライアスロンのような過酷な持久戦をスポーツとして楽しむ能力は、人類を地球の覇者に追い上げたと言えるでしょう。 研究内容の詳細は2024年5月13日に『Nature Human Behaviour』にて発表されました。

    君が疲れるまで走るのをやめない「人類は持久走で獲物を追い詰めていた」 - ナゾロジー
  • あまりに失敗を繰り返すと、ある時点で「人は失敗から学ばなくなる」と判明! - ナゾロジー

    人は失敗から学ぶといいますが、失敗しすぎると学ぶのをやめるようです。 米カーネギーメロン大学(CMU)とクラーク大学(Clark University)の研究チームは、個人の失敗経験とそれに伴う学習効果との関係性を新たに調査。 その結果、最初のうちは失敗の積み重ねによって学習効果が高まるものの、ある閾値(いきち)を境に失敗から学習しなくなる領域に入ることが明らかになりました。 研究の詳細は2024年5月3日付で学術誌『Strategic Management Journal』に掲載されています。

    あまりに失敗を繰り返すと、ある時点で「人は失敗から学ばなくなる」と判明! - ナゾロジー
  • なぜ自閉症の人はときおり「驚異的な能力」を持つことがあるのか? - ナゾロジー

    「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD)」は、対人関係への強い抵抗感や物事への偏ったこだわりを特徴とする発達障害の一つです。 その特性から通常の社会生活を営むことが難しく、しばしば福祉的なサポートを必要とします。 その一方で、自閉症の人々はときに、普通ではありえない驚くべき能力を発揮することがあります。 例えば、1度読んだだけでを丸ごと暗記してしまう、難しい計算を瞬時に暗算できる、「西暦〇〇年の○月○日は何曜日?」と聞くとすぐに「○曜日」と答えられる、床に散らばったマッチの数を瞬時に正確に答えられる、などこれらの信じがたい能力が実際に確認されているのです。 どうしてそんなことが可能なのでしょうか? 専門家たちは長年の研究により、あるものがその答えの鍵を握っていると考えています。 それが脳内に見られる「神経ノイズ(neural noise)」です。

    なぜ自閉症の人はときおり「驚異的な能力」を持つことがあるのか? - ナゾロジー
  • 子供たちのエサとして「追加のヒナ」を産む鳥がいると判明! - ナゾロジー

    余分な卵は保険かそれとも糧庫か?余分な卵は保険かそれとも糧庫か? / Credit:Canva多くの鳥たちは少し多めの卵を産みます。 3匹のヒナが理想的な種では4個の卵、4匹のヒナが理想ならば5個の卵というように、卵の数は想定するヒナの数に「プラス1」したものになります。 これまで、この「プラス1」された卵は孵化の失敗・病気・捕などによるヒナ喪失の保険として機能すると考えられてきました。 しかし新たに行われた研究によって、ヤツガシラと呼ばれる鳥たちでは卵を「プラス1」する理由が普通とは違う可能性が示されました。 ヤツガシラはユーラシアとアフリカの両方に広く分布している雑(肉より)の渡り鳥であり、日でも冬になると少数のヤツガシラが渡来することが知られています。 しかしヤツガシラにはもう1つ、高い兄弟いの頻度が知られていました。 これまでの研究で、ワシやタカなど多くの鳥類で兄弟同

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  • ADHDには「進化上の利点」があった! - ナゾロジー

    ADHD(注意欠如・多動症)は、集中力が続かない”不注意”、落ち着きがない”多動性”、思いつくとすぐに行動してしまう”衝動性”を特徴とする発達障害です。 近年はADHDと診断される人の数が世界的に増加しており、そのネガティブな側面ばかりが話題にされています。 しかし米ペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)の研究で、意外にもADHDには私たちの祖先にとって進化上の利点があったことが示唆されました。 ADHDに特有の注意散漫や衝動性が初期人類の料採集において役に立った可能性があるというのです。 一体どういうことでしょうか? 研究の詳細は2024年2月21日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 ADHD linked with proclivity

    ADHDには「進化上の利点」があった! - ナゾロジー
  • ブルーベリーの青色は「構造色」だったと判明! - ナゾロジー

    みなさんの目に、ブルーベリーは何色に見えているでしょうか。 そう、名前にもある通り、ブルーベリーは「青色」に見えますよね。 ところがブルーベリーに青い色素は含まれておらず、果実を搾って得られるのはダークレッド(暗色系の赤色)の色素だけです。 では、どうして青色に見えるのでしょうか? 英ブリストル大学(University of Bristol)が新たに調査したところ、ブルーベリーを含む実が青く見える果実の皮表面を構成するワックス層が青い光を散乱させる微細構造でできていることが明らかになりました。 つまり、ブルーベリーの青はいわゆる構造色で、皮自体に青の色素は存在せず、表面の構造により青色が生み出されていたようです。 研究の詳細は2024年2月7日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されています。 Scientists reveal why blueberries are

    ブルーベリーの青色は「構造色」だったと判明! - ナゾロジー
    ChillOut
    ChillOut 2024/02/13
    “コーティングは厚さ約2ミクロンという極薄…新たな青色反射塗料として応用できる可能性がある/紫外線も反射できることから食材を保護するためのコーティング(食品包装フィルム)にも利用できるかも”
  • ユーザーが濡れないよう頭上をついてくる「空飛ぶ傘」 - ナゾロジー

    傘付きドローン「空飛ぶ傘」を開発した発明家どんなに一般的なアイテムでも、アイデアを生み出して最初に形にした「発明家」は存在するものです。 登場時には不格好で突拍子もない発明品であったとしても、それが後に「日常生活では欠かせないアイテム」へと拡大していく可能性もあるでしょう。 YouTubeチャンネル「I Build Stuff」の男性クリエイターは、もしかしたら、そんな最先端を走る発明家の1人かもしれません。 傘を手に持たなくてもよい「空飛ぶ傘」 / Credit:I Build Stuff(YouTube)_I Built a Flying Umbrella(2024)彼が今回開発したのは、ドローンを応用した「空飛ぶ傘」です。 ユーザーの上を傘付きドローンが浮遊して追いかけることで、ユーザーは傘を持つことなく雨をしのぐことができます。 しかし、この開発プロセスは、クリエイター1人だけで行

    ユーザーが濡れないよう頭上をついてくる「空飛ぶ傘」 - ナゾロジー
    ChillOut
    ChillOut 2024/02/06
    人混みの中、ドローン傘たちがすれ違う光景を見てみたい。空中で大混乱になったり、別の人に追従して行ったり
  • 「死は始まりに過ぎない」ナナフシは鳥に食べられることで版図を拡大していた! - ナゾロジー

    べられることで版図を拡大する昆虫が日にいたようです。 神戸大学大学院 理学研究科チームはこのほど、枝そっくりの飛べない虫「ナナフシモドキ」(以下ナナフシ)が鳥にべられることで、卵を日全国に長距離拡散している証拠を発見しました。 もちろんナナフシ自身は死んでしまうものの、体内にあった卵が無傷のまま排泄され、新天地で孵化するという。 ナナフシにとって自らの死は始まりに過ぎないのです。 研究の詳細は、2023年10月11日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 飛べない昆虫「ナナフシ」の長距離分散の痕跡を遺伝解析で発見 ~鳥の摂による移動は頻繁に起こっていた!?~ https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2023_1

    「死は始まりに過ぎない」ナナフシは鳥に食べられることで版図を拡大していた! - ナゾロジー
  • 「重い布団の方が寝やすい」ADHD傾向のある人は特に有効だった - ナゾロジー

    重い毛布に快眠を促す効果があることはすでに知られています。 そんな中、スウェーデン・ハルムスタード大学(Halmstad University)の研究で、ADHD(注意欠如・多動症)の子供は重い毛布で寝ることで睡眠の質を改善できることが明らかになりました。 ADHDでは入眠までの時間が長かったり、夜中に何度も目覚めることで、睡眠の質が低下しやすくなります。 それによって、うつ病や不安症を併発するケースも少なくありません。 研究は子供を対象としたものですが、以前には大人でも同様の報告がなされているため、ADHD傾向のある人は重い毛布を使うと熟睡できるかもしれません。 研究の詳細は、2023年7月15日付で学術誌『Journal of Sleep Research』に掲載されています。 The efficacy of weighted blankets for sleep in childr

    「重い布団の方が寝やすい」ADHD傾向のある人は特に有効だった - ナゾロジー
  • ロックな鳥「ヤシオウム」は最高の演奏のため楽器作りから始めると判明! - ナゾロジー

    こだわりの強いミュージシャン魂を持った鳥がいたようです。 オーストラリアに生息する「ヤシオウム」のオスはメスを落とすため、木の棒を片手に華麗なドラム演奏を披露することで知られています。 その演奏スタイルもスローからハイテンポと様々で、研究者たちは大いに注目してきました。 そしてこのほど、豪オーストラリア国立大学(ANU)の研究により、ヤシオウムは自分の好みに合わせて、ドラムスティックを一から加工したり、デザインしていることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年9月13日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 Australian National University researchers find ‘master sculptor’ in drumming palm coc

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  • おしっこを我慢しながら嘘をつくとバレにくい - ナゾロジー

    おしっこを我慢すると、嘘がバレにくくなるようです。 嘘は真実を話すときより、多くのことに気を遣い自分の行動を抑制する必要があります。しかし、多くの人はこの行動を上手く制御することができず嘘がバレてしまいます。 認知学・心理学の分野では、自分の行動を抑制する際、ある自制心を必要とするタスクを実行すると、同時に行う別の自制心を必要とするタスクを助けるという「抑制波及効果」という現象が知られています。 そこでアメリカのクレモント大学のエリーゼ・フェン氏(Elise Fenn)ら研究チームは、参加者に水をたくさん飲んでもらい、おしっこを我慢しながら嘘をついてもらうという実験を行いました。 すると嘘をつくときの瞬きの増加や声の上擦りなどが減少し、より自信を持って話すことができるようになったというのです。 一風変わった研究ですが、これはバレたくない嘘をつく際に役に立つ知見かもしれません。 この研究は、

    おしっこを我慢しながら嘘をつくとバレにくい - ナゾロジー
  • 人工衛星が250個破壊されると人類は完全に地球に閉じ込められてしまう! - ナゾロジー

    軌道閉塞は避けられない未来なのかもしれません。 スペインのマラガ大学(UMA)で行われた研究によって、大国同士が対衛星兵器を打ち合う「宇宙戦争」が起きた場合、わずか250個の人工衛星が破壊されただけで人類の宇宙への道が閉ざされてしまう可能性が示されました。 これまで人工衛星の破壊によって発生するスペースデブリが一定のしきい値を超えると、新たな人工衛星の破壊とスペースデブリの再発生のサイクルが止まらなくる「ケスラーシンドローム」と呼ばれる現象が起こり、人類が宇宙にアクセスするのを不可能にすると考えられていました。 今回の研究では対衛星兵器を使った宇宙戦争がシミュレーションされ、地球軌道が予想よりはるかにデブリに対して脆弱であることが判明しました。 現代の戦闘テクノロジーが宇宙の静寂を破る瞬間、そこにはどんな未来が待ち受けているのでしょうか? 研究内容の詳細は『Defence and Peac

    人工衛星が250個破壊されると人類は完全に地球に閉じ込められてしまう! - ナゾロジー
  • 仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー

    仕事をする上で「休憩」は欠かせませんが、皆さんはどんな休憩を取り入れているでしょうか? 近くを散歩したり、コーヒーを淹れてみたり、音楽を聴いてリラックスしたり、軽くストレッチしたりと、色んな休憩法が実践されています。 もちろんそれぞれに利点がありますが、外に出たり道具を用意したりと少し手間がかかることは否めません。 しかし豪シドニー大学(University of Sydney)の最新研究で、注意力や集中力を回復させるには「何もしない5分間の休憩」で十分であることが明らかになったのです。 その身ひとつでできる点で「最も効率のいい休憩法」と呼べるかもしれません。 研究の詳細は、2023年6月18日付で学術誌『Educational and Developmental Psychologist』に掲載されています。

    仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー
  • 振動や絵筆の刺激に反応するニューロンをクリトリスとペニスに発見 - ナゾロジー

    振動に反応するニューロンがクリトリスとペニスで発見振動に反応するニューロンをクリトリスとペニスで発見 / Credit:Canva . ナゾロジー編集部私たちの皮膚にはさまざまな刺激に対して反応する神経組織が存在します。 例えば、無毛の皮膚に存在するマイスナー小体は、軽い触感を担当しており、手指の器用さを支えます。 一方、毛や髪が生えている皮膚では、毛包を取り囲む神経組織が、毛髪のたわみに対する感覚を感知して「毛に触れた感覚」を発信します。 これまでの研究により、このような感覚器官の性質や役割は、無毛皮膚や有毛皮膚といった部位に関してはかなり理解が深まってきました。 しかし、哺乳類の性器に存在する感覚器官については、あまり理解が進んでいません。 その代表的な例が性器や粘膜に存在する「クラウゼ小体」です。 19世紀後半、ヴィルヘルム・クラウゼは、性器や、唇、舌、眼球結膜などの粘膜皮膚組織に球

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    ChillOut
    ChillOut 2023/07/06
    「マウスのクリトリスとペニスにはほぼ同量のクラウス小体が存在することが判明」「人間と同じくクリトリスはペニスに比べて遥かに小さくなっているため、クリトリスのクラウス小体の密度はペニスの15倍にも及ぶ」
  • 飲み屋でできる物理実験「ビールに落としたピーナッツは浮き沈みを繰り返す」 - ナゾロジー

    ピーナッツが「浮き沈み」を繰り返す科学的メカニズムとは?南米アルゼンチンのある街酒場では、ラガービールの中にローストした殻付きのピーナッツを10粒ほど入れる習慣があるそうです。 そこではピーナッツがジョッキの中で浮き沈みする現象がよく知られていました。 ただ、そんな現象は初めて聞いたという人がほとんどでしょう。それは科学者であっても同様のようです。 独ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU München)の科学者であるルイス・ペレイラ(Luiz Pereira)氏は、同国の首都ブエノスアイレスを訪れた際にこれを目にし、その物理的なメカニズムを明らかにしようと考えました。 そこでペレイラ氏と同僚は今回、酒場でやられているのと同じ手順で実験を行い、ビールの中で何が起こるのかを調べたのです。 すると確かに、ビールに落としたピーナッツは一度グラスの底まで沈んだ後に再び浮かび上がり、そ

    飲み屋でできる物理実験「ビールに落としたピーナッツは浮き沈みを繰り返す」 - ナゾロジー
  • 転がるとき”全ての表面が地面に接する”不思議な幾何学立体「オロイド」 - ナゾロジー

    尖っているのにスムーズに転がる物体「オロイド」幾何学物体「オロイド」 / Credit:Matter Collection(Kickstarter)_The Mega Oloid: Geometric perfection into a colossal artwork(2022)オロイドとは、ドイツの彫刻家または数学者だったパウル・シャッツ氏によって、1929年に発見された幾何学的な物体です。 通常の生活ではめったに見かけない不思議な形をしていますが、構造自体は非常にシンプルです。 オロイド構造は、同じ大きさの円盤2つで成り立っています。 オロイド構造。2つの円が直交している / Credit:Thinkingarena(Wikipedia)_Oloid半径が等しい2つの円盤が直交しており、それぞれの円の中心がもう一方の円の外周と重なるよう設計されているのです。 あとは円盤のふちから円盤

    転がるとき”全ての表面が地面に接する”不思議な幾何学立体「オロイド」 - ナゾロジー
  • 脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー

    感情を強制起動する脳のツボ脳に電気刺激を与えてうつ病を治す技術が大幅な進歩をみせている / Credit:Canva脳は心臓と同じく、電気的な臓器です。 そのため近年、うつ病患者に対して脳に電気刺激を行う手法が着目されています。 ただ既存の電気刺激法は非常に大味であり、脳全体に大電流を流す方法がメインでした。 そこでカリフォルニア大学の研究者たちは、5年もの長期に及ぶ臨床試験の結果を元に「神経マッピング技術」を開発しました。 この神経マッピング技術は脳の各地に差し込んだ電極から、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位(刺激場所)をピンポイントで探し出すように設計されています。 そして今回、マッピング技術の性能を確かめるために、難治性うつ病に苦しむ36歳の女性患者に対して、はじめての試験が行われました。 その結果は、まさに驚きでした。 女性患者は覚えている限り5

    脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
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