2016年10月3日のブックマーク (2件)

  • 『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』 - HONZ

    外来種と言えば、琵琶湖の在来種を脅かすブルーギルやブラックバスが脳裏に浮かぶ。いかにして駆除するか、心ない放流をい止めるか。獰猛な外来種から琵琶湖の自然を守れ。確かにそうだと思う反面(因みに、僕は琵琶湖の外来種の駆除にはずっと賛成している)、何か心にひっかかるものをずっと感じていた。書は、この問題に正面から挑んだ力作である。 冒頭、南大西洋・アセンション島の蒼とした雲霧林(グリーン山)が紹介される。原始の状態が残っていると考えた著者の推測は完全にはずれた。ダーウィンが訪れたときは丸裸の島で人間が持ち込んだ外来種が島を緑に変えたのである。 孤島の生態系は外来種の絶好のカモだという思い込みには根強いものがあるが、島嶼グループを対象にした調査では在来種に重大な影響を及ぼしたものはほんのひと握りで、ほとんどの外来種は多様性を高め生態系を豊かにしていたのである。著者は、オーストラリア、ヴィクト

    『外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD』 - HONZ
    Cichla
    Cichla 2016/10/03
    外来種持込は影響の予測が困難で現状復帰不可能だから原則禁止で異論はほぼない。既存外来種の駆除は「多様性の維持のために永続的なコストを払う意志はあるか」という政治経済的問題で合意を得るのは極めて困難
  • 生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO2)の結果について(お知らせ)~自然は人々の幸せにどう関わっているのか~

    私たちの暮らしは、料や水の供給、気候の安定など、自然(生物多様性)から得られる恵みによって支えられています。これらの恵みは「生態系サービス」と呼ばれ、人間の福利に貢献しています。環境省では、平成26年度より2年をかけて、わが国における過去50年間の生物多様性及び生態系サービスの推移等を評価し、その検討結果を「生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO2)として取りまとめましたのでお知らせします。 (1)概要 環境省は平成26年に「生物多様性及び生態系サービスの総合評価に関する検討会」を設置し、平成26年度及び平成27年度の2カ年にわたり評価を行った上で、「生物多様性及び生態系サービスの総合評価報告書」(JBO2: Japan Biodiversity Outlook 2)を作成しました。同報告書は、生物多様性の損失の状態や要因について評価した「生物多様性総合評価報告書」(平成22年5

    生物多様性及び生態系サービスの総合評価(JBO2)の結果について(お知らせ)~自然は人々の幸せにどう関わっているのか~
    Cichla
    Cichla 2016/10/03