SASL(Simple Authentication and Security Layer)は、接続認証を伴うプロトコルをソフトウェアに実装する際に、その認証手段をサポートするための仕組み(ライブラリ)です。Postfix,SendmailようなMTAや、OpenLDAPなど、さまざまなネットワークサービスソフトウェアで、SASLによる認証が利用されます。SASLを実装したライブラリはCyrus Projectにより提供されています(Cyrus-SASLv2)。SASL2では認証のもととなる情報ストアとしてLDAPの利用が可能になりました。以下は、 LDAPを認証ベースとして利用する場合のCyrus-SASL2のビルド手順の一例です(saslauthdを使ってSMTP AUTHなどを行うときの典型的な設定例です)。 Carnegy Mellon大学 Project Cyrusのダウンロード