KDDIが4月25日、2011年3月期の決算を発表した。連結ベースの業績は、売上高が前期比0.2%減の3兆4345億円、営業利益が前期比6.3%増の4719億円で減収増益。KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏は、営業利益が当初の見通しの2450億円を上回る結果となったことや、課題となっていた固定通信事業の黒字化を実現したことなどを挙げ、「期待以上の結果だった」と振り返った。 同社の事業を支える移動通信事業は、売上高が前期比2.2%減の2兆5907億円、営業利益が前期比9.3%減の4389億円の減収減益。シンプルコースへの移行に伴う音声ARPUの減少や、新800MHz帯に対応する端末への移行促進に伴う諸経費が売上を圧迫している格好で、「この2年間は厳しい状態」とみる。 しかし一方で、スマートフォンを軸とする戦略に舵を切った効果も現れ始めている。例えば解約率は、日本のトレンド機能を盛り込んだA
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