昨日に引き続き、米国の景気回復と生産性を巡る話題。 レベッカ・ワイルダーが、今回の景気回復をジョブレス・リカバリーならぬアワーレス・リカバリー(The hourless recovery)と呼んでいる(Angry Bearにもクロスポストされている)。 理由は、以下のように回復当初の3四半期の経済成長率を生産性と労働時間に分解した場合、労働時間の寄与が(その直前2回の景気回復期と同様)マイナスになっているため*1。 ちなみに、以下のように製造業の労働時間はここ10年来の高い水準に達している。従って、サービス業が労働時間停滞の主犯である、とワイルダーは述べている。 なお、ワイルダーがリンクしているmacroblogでは、同じ回復初期3四半期の経済成長率について、以下のようにもっと細かな要因分解を行っている。 ここでPOPは人口、Y/Hは労働生産性、H/E*は一人当たり労働時間、E/Lは1-失