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2010年9月11日のブックマーク (3件)

  • ロボットの神様 - レジデント初期研修用資料

    医療従事者が人であるかぎり、理不尽な思いを受け止めるのは人の役割で、現場からはトラブルがなくならない。 人しかいないその場所に、人が行っていた仕事だとか、判断を、肩代わりしてくれる機械が置かれると、理不尽な状況に居合わせた人の感覚が、怒り以外の何かへと変化することがある。 心臓マッサージを行う機械 心臓マッサージを行うと、医療従事者は汗まみれになる。あれはけっこうな重労働で、30も過ぎた人間が15分もマッサージを続けると、息が上がる。 「汗」というのは目で見て観測できる。患者さんのご家族はときどき、汗の量から主治医の熱意を測定する。ご家族が測定した医師の熱意が、期待された量を下回っていたら、そのことがきっかけになって、怒りの対象が医師に向かうことがあるのだと思う。あの動作を、人間が汗まみれになるような、心臓マッサージの動作を機械にやらせると、たぶん感覚がずいぶん変わる。 心臓マッサージを自

  • 根暗な報酬のこと - レジデント初期研修用資料

    ある日のテストが60点で、頑張って次回80点取れた子供がいたとして、その子はたぶん、「20点増えた」という喜びと、「20点分見下せる奴が増えた」という、根暗な喜びとを、報酬として体感することになる。 努力や頑張りの報酬には、明るく表明できるものの裏側に、必ず根暗な何かがセットになっている。人を誘ったり、説得するためには、もちろん「明るい報酬」を前面に出さないといけないのだけれど、報酬には、常に根暗な側面がセットになっていて、そのことに自覚的でないと、どこかで上手くいかなくなるような気がする。 「明るい報酬」は希望を生むけれど、「根暗な報酬」は、自意識の地盤を固める。脆弱な地盤の上に、希望のお城を打ち立てて見せたところで、お城が大きくなるに連れて、いつかは地盤ごと、お城が倒壊してしまう。 自尊心の不足で疲労する 新しい学問だとか、仕事を立ち上げるときにけっこう大切なのは、「そこで働く人が自尊

    Cru
    Cru 2010/09/11
    担ぎ込まれたときの救急医には感謝してるけど、翌日には転科したので名前もわからない。メガネが吹き飛んでたんで顔も。たとえ院内ですれ違っても。「ないことになって」ても「基盤」手当てシステムを意識的に作る他
  • 帰無仮説下でのデータの生起確率と帰無仮説の確率 - himaginary’s diary

    アンドリュー・ゲルマンが、英国心理学会(The British Psychological Society)の研究ダイジェストブログのある記事にいたく失望させられた、と書いている*1。 その記事にゲルマンが失望した理由は、統計的検定に関する基礎的な間違いを犯しているからである。記事を書いたのはWarren Daviesというイーストロンドン大学(UEL)の修士生だが、彼を責めはしない、とゲルマンは述べている。彼の非難の矛先は、むしろ、英国心理学会の看板を掲げたブログでこのような記事の掲載を許してしまった編集者に向けられている。 どこが間違っているのかもっと分かるように教えてくれ、というコメントに応じて、ゲルマンは以下のように簡潔に説明している。 The following statement from the above quote is false: "all statistical t

    帰無仮説下でのデータの生起確率と帰無仮説の確率 - himaginary’s diary
    Cru
    Cru 2010/09/11
    やっぱりベイジアン的な説明のがわかりやすい気がする