(2013年6月3日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 韓国は特に円安の影響を大きく受けている〔AFPBB News〕 円安の波及効果に対する懸念が高まる中、韓国が、主要8カ国(G8)諸国の首脳は今月開催されるサミット(首脳会議)で、日本の金融緩和策によって生じた「意図せぬ」結果に対しさらなる措置を講じる必要があると警告した。 韓国の玄旿錫(ヒョン・オソク)経済副首相兼企画財政相は本紙(英フィナンシャル・タイムズ)とのインタビューで、アベノミクスが為替市場にもたらした影響を軽減するために協調的な国際行動が必要だと述べた。 玄氏によると、円安は韓国の輸出産業に痛手を負わせ始めており、世界経済に不測の波及効果を及ぼしているという。「問題は、こうした金融政策がかなりの悪影響を及ぼしていることだ」と玄氏は本紙に語った。 アベノミクスの「予期せぬ副作用」、ドイツも懸念を共有 さらに、G8は北アイルラ