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日本の国際競争力が低下しつつある現状を踏まえ、「科学技術力で成長と豊かさを追求する国を目指す」と明記。科学技術の実用化によるイノベーション(技術革新)創出に力を入れていく姿勢を、前面に打ち出した。 白書は、日本発の研究論文の世界的な位置づけが、「質量ともにも低下している」と指摘した。2009~11年の論文数は、10年前の2位から5位に低下。特に、他の論文に引用された回数が上位10%に入る「影響力の大きい論文」の数は、4位から7位に下がっている。このため、科学研究を原動力としたイノベーションの創出に向け、若手が研究しやすい環境作りや国際共同研究の戦略的な推進とともに、研究成果を事業化につなげる支援策が必要だと訴えている。
【AFP=時事】日本から太平洋(Pacific Ocean)を横断した勇敢なレース鳩がカナダ西岸沖バンクーバー島(Vancouver Island)で保護され、地元のハト愛好団体に引き取られることになった。カナダの鳥類保護団体「Mountainaire Avian Rescue Society」が24日、明らかにした。 解読不能な伝書鳩のメッセージ発見、英情報機関 バンクーバー島のカナダ空軍基地で保護されたハトは雄で、発見時は消耗しやせ細っていた。その後、ブリティッシュコロンビア(British Columbia)州コモックス(Comox)近くにある保護センターで寄生虫処置などの手当てを受け、健康を回復させた。 「Mountainaire Avian Rescue Society」のレグ・ウエストコット(Reg Westcott)氏はAFPに、このハトは日本を飛び立った後、嵐に巻き込ま
自衛隊の装備品は、輸出してもそう簡単に売れないというのが定説となっているが、そんな言葉を横目に、数々の国から垂涎の的となっているものがある。 海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」だ。かつて帝国海軍の飛行艇として活躍した「二式大艇」(二式大型飛行艇十二型)を製造した川西航空機が、現在は新明和工業(兵庫県宝塚市)としてその技術を同機につないでいる。 現在、海自では救難飛行艇を「US-1A」と「US-2」合わせて7機体制で運用している。US-1Aは戦後初の国産哨戒飛行艇「PS-1」を改良したもの。さらにグラスコックピット(液晶表示)による「フライ・バイ・ワイヤー」(コンピューター制御)導入など能力向上したものがUS-2となった。 「上野の不忍池でも降りられる」超低速飛行能力 かつて米軍が二式大艇を鹵獲(ろかく)した際、同機の性能を目の当たりにし、改めて日本の技術力に驚愕したと言われるが、今なお同社
米政府当局が「PRISM(プリズム)」というシステムを運用して、市民の通話記録やメール通信などの大量のデータを収集・監視していることが明らかになって以来、欧米のニュースサイトやソーシャルメディアでは数週間に渡ってその話題が大きく報じられている。 この米国のスパイ活動を暴露した米政府機関の元職員エドワード・スノーデン氏の写真が連日どのメディアにもトップで登場し、少なくとも欧州では、米国がやらかした大失態が大々的に暴露されたニュースとして認識された。 この間の報道を見ていて、一点、気になることがあった。 問題が明らかになった当初は、米国の大がかりなスパイ事件に憤慨し、制裁を叫んでいた欧州中のメディアが、次第に勢いを弱め、国家のスパイ活動は正当であるという論調に変化していったように見える。 当初は米国の「スパイ行為」に憤慨した欧州メディア 6月初めに米中央情報局(CIA)元契約職員のスノーデン氏
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