米カリフォルニア州のシェールガス採掘場でパイプから噴き出す炎(2014年3月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/David McNew〔AFPBB News〕 米国での原油掘削装置(リグ)稼動数の記録的な減少(約1600 → 約400へ)がようやく効果を発揮し始めた(生産が1年4カ月ぶりの水準に低下した)ことに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ見送りで米ドルが急落したことも原油相場を後押しした。 原油価格の見通しについて、投機筋は昨年(2015年)6月以降で最も強気になっているという(3月22日付ブルームバーグ)。 その理由はなんと言っても、4月17日に主要産油国が集まるカタールの首都ドーハでの会合で、生産抑制に向けてなんらかの合意が成立するとの期待である。 3月21日、OPECのパドリ事務局長は「原油価格は適度な水準で回復する」との見方を示した。しか