日米豪印4カ国(クアッド)の初の対面式による首脳会議が24日、米ホワイトハウスで行われた。4カ国首脳は共同声明で、中国を念頭に「我々は国際法に根ざし、威圧にひるまず、自由で開かれたルールに基づく秩序を推進する」と宣言。人工知能(AI)などの先端技術の活用について、民主的価値などの重視を掲げた日米豪印原則を採択した。宇宙やサイバー分野で新たな会議体を設置。毎年定例開催することも合意した。 バイデン米大統領、菅義偉首相、豪州のモリソン首相、インドのモディ首相が出席し、2時間以上にわたって協議した。バイデン氏は会議冒頭、「我々は協力の歴史がある四つの民主国家だ。物事の成し遂げ方を知っており、難局に挑む」と述べた。菅首相も「基本的価値を共有する4カ国がインド太平洋地域で法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を実現するために協力する極めて重要な取り組みだ」と語った。 4カ国の首脳は共同声明で中国を念