大阪にある京都大学と近畿大学の研究用の原子炉について、原子力規制委員会は、運転再開の前提となる審査に合格したことを示す審査書を決定しました。研究用の原子炉では初めてで、それぞれの大学は早期の運転再開を目指すことにしています。
大阪にある京都大学と近畿大学の研究用の原子炉について、原子力規制委員会は、運転再開の前提となる審査に合格したことを示す審査書を決定しました。研究用の原子炉では初めてで、それぞれの大学は早期の運転再開を目指すことにしています。
井上 「こちらの商品。 子どもを抱っこしたり、おんぶしたりするときに使う『抱っこひも』です。 左右で同じブランドの商品が並んでいるように見えますが…。 こちら、正規の商品によく似せて作った『偽造品』なんです。 触ってみますと、生地の厚みが少し違いまして、ひもの部分も左右でハリが違うように感じるんですが、見た目には判断がつかないくらい、よく似ています。 実は、このブランドの製品のうち、正規店以外のショッピングサイトで販売された半数以上が偽造品だったということが明らかになりました。 中には安全上問題があるものも含まれています。」
西アフリカで過去最悪の規模で感染が拡大したエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は29日、2500人以上が死亡したギニアで2年ぶりに感染が終息したと発表しました。しかし、隣国のリベリアでは終息宣言のあと感染が再発していて、WHOは引き続き警戒を緩めないよう求めています。
さまざまな分野で活用が進むと期待されているロボットが誤って事故を起こし、人に危害を加えてしまった場合、誰が責任を負うべきなのか。このテーマについて模擬裁判を通じて考えようというイベントが、4日、東京で開かれました。 模擬裁判は、ロボットの研究を進めているNEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構が東京・江東区で開催している「国際ロボット展」の会場で開きました。 裁判の想定は、被災地でがれきの処理に当たっていた無人の自動ロボットが横転、近くにいた人が下敷きになって死亡し、遺族がメーカーに損害賠償を求めたというものです。 この中で、被告のメーカー側は「ロボットは人が近くにいない環境で使うことを前提に製造されたもので、ロボットに近づかなければ事故は起きなかった」と責任を否定しました。 遺族側はこれに反論し、「人がロボットに近づくことは設計段階で想定できたはずであって、安全対策が不十分、メ
国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機が、19日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。「こうのとり」は、順調に飛行を続けていて、24日に宇宙ステーションに接近する予定です。アメリカとロシアの宇宙輸送船で事故が相次ぎ、国際宇宙ステーションに必要な物資が届かないなか、今回の「こうのとり」は、ほかの輸送船で届けられなかった物資を緊急に輸送する、特別な役割を担っています。科学文化部の鈴木有記者が宇宙への緊急輸送の舞台裏と、高まる日本の技術への期待を詳しく解説します。 米ロ相次ぎ失敗 必要物資届かず 国際宇宙ステーションに食料や物資を運ぶ役割は、現在、アメリカとロシア、日本が合わせて4種類の宇宙輸送船で担っています。 ところが、去年10月以降、アメリカとロシアの合わせて3種類の輸送船で事故が相次ぎ、国際宇宙ステーションに必要な物資
大学や研究機関の支援などを行う国立研究開発法人「科学技術振興機構(JST)」の研究開発戦略センター長に、理化学研究所の理事長を高齢などのため辞任した野依良治氏が、来月1日付けで就任することになりました。 「科学技術振興機構」は、大学や研究機関などの基礎研究の支援や社会に必要な科学技術の研究や開発が進むよう、戦略を検討する国立研究開発法人です。 「科学技術振興機構」は20日、機構の組織の1つで国の科学技術政策に関する調査や分析などを行う「研究開発戦略センター」のセンター長に理化学研究所の前理事長野依良治氏が来月1日付で就任することを明らかにしました。 野依氏は76歳。平成15年に理化学研究所の初代の理事長に就任し、ことし3月、3期目の任期途中で高齢や在任期間の長さを理由に辞任しました。野依氏は、このセンターが設立された平成15年7月から3か月間センター長を務めているため、今回が2度目の就
海外でデング熱のウイルスに感染し、帰国後に発症する人が多くなっていて、国立感染症研究所は、ウイルスを媒介する蚊が活動を始める5月以降、国内でも感染者が出るおそれがあるとして、注意を呼びかけています。 国内では去年、代々木公園を訪れた人を中心に、160人以上のデング熱の感染者が出ましたが、これは海外旅行をした人などを通じてデング熱のウイルスが国内に持ち込まれ、さらにウイルスを媒介するヒトスジシマカを通じて広がったものとみられています。 国立感染症研究所によりますと、ことし海外でデング熱に感染し、帰国後に発症した人は4月19日までにすでに71人と、去年の同じ時期の1.5倍に上っていて、ウイルスを媒介するヒトスジシマカの活動も5月上旬から始まるとみられています。 このため専門家は、自治体などは蚊を発生させない対策などを急いでほしいと呼びかけていて、国立感染症研究所の高崎智彦室長は「大型連休後
ハンドルがついた電動車いすの事故が全国で相次いでいますが、この3年ほどの間に起きた13件の重傷・死亡事故のうち、10件までが同じメーカーの製品に集中していることが、消費者庁の安全調査委員会、いわゆる消費者事故調の調査で分かりました。事故の頻度は他社の製品の10倍以上で、製品の構造が原因の1つとみられることから、メーカーは改善を検討することにしています。 重大な事故が相次いでいるのは、松山市に本社がある農業機械メーカー「アテックス」が製造する電動車いすで、他社のブランドで販売されているものも含め、これまでに全国で8万台余りが出荷されています。 身の回りの事故の原因を調べる消費者事故調が、去年11月からハンドルのついた電動車いすの事故を調査した結果、平成24年度以降の2年8か月の間に、消費者庁に報告された13件の重傷・死亡事故のうち、8割近い10件までがこの会社の製品で起きていて、合わせて6
消費者庁の安全調査委員会、いわゆる消費者事故調は「エコキュート」と呼ばれる電気給湯器の音で、不眠や頭痛の症状が出たとするケースについて報告書をまとめ、人の耳では聞き取りにくいいわゆる低周波の音が原因となった可能性があるとして、経済産業省などに再発防止策を提言しました。 生活に身近なもので起きる事故の原因究明などを行う消費者事故調は、19日、家庭用の電気給湯器「エコキュート」から出る音によって、不眠や頭痛の症状が出たとする群馬県の男性のケースについて報告書をまとめました。 それによりますと、男性のこうした症状は、隣の家にエコキュートが設置された期間に出ていることなどから、機械から出た低周波の音による健康被害の可能性があると指摘しています。 このため、消費者事故調は、同様のケースを防ぐため、経済産業省に対し、給湯器の適切な設置場所を記したガイドブックを順守するよう業界団体を指導することや、
エボラ出血熱が疑われる患者が国内で見つかった場合にエボラウイルスに感染しているかどうかを患者の血液などから調べる実験施設の内部の写真を国立感染症研究所が初めて公開しました。 国立感染症研究所が公開したのは、東京・武蔵村山市の建物内にある実験施設の写真です。 施設の内部は外よりも気圧が低く保たれ、ウイルスが外に漏れないような設計になっています。 施設内には「安全キャビネット」と呼ばれる箱型のケースが置かれ、担当者がグローブをつけて中に手を入れ、患者の血液にエボラウイルスが含まれているかどうかの確認検査を行います。 この実験施設は、エボラウイルスのような致死率の高い病原体を扱えるバイオセーフティレベル4の実験施設として、昭和56年に建設されましたが、地域住民の同意を得られていないことなどから現在は1段階低いバイオセイフティーレベル3の病原体を扱う施設としてしか稼働していません。 このた
エボラ出血熱の感染が西アフリカで拡大していることを受けて、厚生労働省は、ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国に滞在したすべての人に対し、帰国した日から3週間、健康状態に変わりがないか毎日、検疫所への報告を義務づけることになりました。 厚生労働省はことし8月以降、日本に到着する国際便の乗客のうち、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、コンゴ民主共和国の5か国に滞在した人が患者などに接触した場合は、検疫法に基づいて発熱などの症状がないか、検疫所への報告を義務づけています。このうち、感染が広がり続けているギニア・リベリア・シエラレオネの3か国に滞在した人については、厚生労働省は、患者などに接触していなくても全員に検疫所への報告を義務づけることを決めました。 報告する期間は、最長の潜伏期間に当たる帰国した日から3週間で、エボラ出血熱の症状の発熱や吐き気、それに出血などがないか1日2回、
エボラ出血熱の患者が増え続けている西アフリカのギニアで、医療支援を続けているフランス政府は、日本の企業が開発した薬の効果と安全性を確かめる臨床試験を現地で始めると発表しました。 フランス政府は21日、エボラ出血熱の治療に効果が期待されている富士フイルムのグループ会社が開発した薬「ファビピラビル」について、来月中旬からギニアで臨床試験を行うと発表しました。 臨床試験をするのは、フランスの国立保健医学研究機構の研究チームで、パリで記者会見したチームのメンバーは、この薬を選んだ理由について、すでにまとまった量の薬が製造されており手に入れやすいことや、経口薬であるために投与しやすいことなどを挙げています。 試験は、ギニア南部の治療施設で、最初はおよそ50人の患者への投与から始めるということで、来年1月ごろには臨床試験の結果が出る見通しだとしています。 そして、薬に効果がある可能性が高いと判断
2014年11月3日(月・祝) 午後0時15分~10時45分(途中、ニュース中断あり) 今日は一日“歌う声優”三昧 ツヴァイ! 日本が世界に誇るアニメ文化。こうしている今も日本の、世界の何処かでアニメ作品がファンを熱くさせています。その立役者こそ、卓越した技術と魅力的な個性でキャラクターに命を吹き込む声優たち。 声優の中には歌手活動を精力的に行う人が多くいます。そんな声優の楽曲を特集する「今日は一日“歌う声優”三昧」がおよそ2年ぶりに復活! おなじみのナンバーから隠れた名曲まで、バラエティに富んだ歌の数々で、休日を子供から大人まで、幅広い世代に楽しんでいただきます。 アニメ主題歌はもちろん、演じるキャラクターになりきって歌うキャラクターソングから、自らのアーティスト活動としてのオリジナルソングまで、声優が歌う楽曲なら何でもOK! 曲や声優への思い、エピソードとともにリクエストを
「インターネットの接続料金が安くなる」と電話でうその勧誘を受け、応じるとパソコンを遠隔操作されて接続業者を変更されるトラブルが急増しているとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。 国民生活センターによりますと、「インターネットの料金が今より安くなると言われ、接続業者を変更したが、実際には安くならなかった」というトラブルの相談が、ことしに入って急増しています。全国の消費生活センターには、こうした相談がことし4月から18日までに1664件寄せられ、前の年の同じ時期のおよそ5倍に増えています。 こうした接続業者の変更を促す電話は、大手電話会社を名乗る相手からかかり、それに応じると、パソコンを遠隔操作されて接続業者を変えられてしまうということです。 国民生活センターは、こうした勧誘を受けた際は即答せず、書類などで条件をよく確認し、不審な点がある場合は契約しないよう注意を呼びかけていま
ことし2月、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の研究施設に、部外者の男性が迷い込み、核燃料などがある立ち入り制限区域に入り込んでいたおそれがあることが分かり、原子力規制委員会は管理体制が不十分だとして文書で注意しました。 原子力規制委員会によりますと、2月24日午後9時ころ、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の「原子力科学研究所」の敷地内で、部外者の70代の男性が車に乗っているのを警備員が発見しました。 男性は1時間前に正門から車で敷地内に入っていて、警察などの調べに対し、道に迷っている間に気付いたら施設内にいたため、出口を探していたと話したということです。 この施設には研究用の原子炉や核燃料の保管施設があるため、敷地の大半で部外者の立ち入りが制限されていますが、男性が見つかった場所は制限区域を通らないと行けない場所で、男性は最大で1時間にわたって制限区域内にいたおそれがあ
日本の小惑星探査機「はやぶさ」のデータによって小惑星の成分を明らかにした8年前の論文について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、データの処理方法に誤りがあったとして、この論文を撤回することになりました。 地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に到達した日本の探査機「はやぶさ」は、小惑星の成分を上空から観測機器を使って調べ、その論文は8年前、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載されました。 ところが、JAXAによりますと、「はやぶさ」と同じタイプの観測機器に不具合が見つかったことをきっかけに当時のデータ処理の方法を見直したところ、ことし7月、誤りがあったことが分かったということです。 このため、JAXAの論文の著者らは29日、「サイエンス」の編集部に対し、論文の撤回を申し入れました。 この論文は「調査した小惑星の成分は、地球に飛来する隕石(いんせき)と同じだと推定される」という結論
怖い体験として脳に記憶された出来事を楽しい体験として記憶し直させることにマウスを使った実験で成功したと理研-MIT神経回路遺伝学研究センターのグループが発表しました。 この研究を行ったのは、日本人で初のノーベル医学・生理学賞を受賞した理研-MIT神経回路遺伝学研究センターの利根川進センター長のグループです。 研究グループは、まずマウスの遺伝子を操作し、脳の海馬と呼ばれる領域に光を当てると過去に体験した特定の出来事を思い出すようにしたマウスを作りました。 そして次のような実験を行いました。 まず、このマウスを箱の中に入れ、電気刺激を与えて怖いと感じる体験をさせます。 次にマウスを別の場所に移し、メスのマウスと一緒に過ごさせながら海馬に光を当て電気刺激の体験を思い出させます。 すると、マウスは当初、電気刺激の体験を思い出すと脳の中で「怖い」という感情を示す領域が活性化していましたが、
2014年8月10日(日) 午後0時15分~10時30分(途中、ニュース中断あり) 今日は一日“ゲーム音楽”三昧 2010年8月に放送しリクエストが殺到、伝説の“三昧”シリーズ「ゲーム音楽三昧」の第2弾を放送します。 2013年の調査で、日本のコンテンツ輸出額5300億円のうちゲームがしめる額は5064億円となり、今やゲームは日本を代表するコンテンツとなりました。日本のゲーム文化は日本の電子産業の発展とともに育まれ、日本の電子音楽の発展へもつながってきました。“ゲームが奏でる音楽”の歴史を見つめてみると、テクノロジーと音楽、日本独自の音楽文化の再発見ができます。 4年前の第1弾では懐かしいゲームから最新のものまで105曲を放送、中には番組の為にゲーム会社から直接手配したレア音源まで放送、TwitterやSNSなどネットも巻き込んで大盛況なものとなりました。4年ぶりに満を持して放送す
アルツハイマー病の早期発見と根本的な治療法の開発を目指す国内最大規模の臨床研究で、患者のデータがずさんに取り扱われ、5年にわたる研究の成果が出せない状態になっている問題で、東京大学は24日、中心となった研究者は監督責任を免れないとしたうえで、今後、専門家グループを設置してデータを整理し直すべきだなどとする調査結果を発表しました。 この問題は、アルツハイマー病の根本的な治療法の開発を目指し、国などの資金20億円以上を投じて進められてきた「J-ADNI」と呼ばれる国内最大規模の臨床研究で、研究の条件に合わない患者らが多数登録され、5年にわたる研究の成果が出せない状態になっているものです。 研究に参加した国内38の大学のうち、責任者の岩坪威教授が所属する東京大学では、厚生労働省の要請を受けて調査を進め、24日にその結果を発表しました。 それによりますと、この臨床研究では、患者のデータをどのよ
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