ここ数日、アルゼンチンに関して再びデフォルトか、という騒ぎになっているようです。 数日前に、以前のデフォルトの時に債務再編に応じなかった債権者に対し、アメリカの連邦地裁が平等に扱うようにという判決を出したことが問題のきっかけ。 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MDVG2Q6S972Y01.html 早い話がこれを受けてアルゼンチンはすべての支払いを止めようとしているわけで、払わなければならないものをはらわなければデフォルトですね。 もともと債務再編に応じなかったのはヘッジファンドの一部でありまして、彼らはもちろん法律や発行要綱などをしっかりと読み込んだうえで勝ち目があると考えてやっていた。その結果が今回の地裁判決につながったわけです。2001年のデフォルトの時多くの債権者は債務再編に応じた(日本の方々も結構損したはず)のですが、この債券にはCAC条項
寺子屋ゼミで『菊と刀』についての報告を聞いて、ディスカッション。 もうずいぶん久しく手にとっていないけれど、引用箇所を読み返すと、ほんとうによくできた本である。 ツイッターにも書いたけれど、ルース・ベネディクトはこの文化人類学的研究を文献と日系市民からの聞き取り調査だけでなしとげた。研究の依頼主はアメリカ国務省戦時情報局海外情報部。 戦争に勝つためにアメリカには敵国戦争指導部の意思決定プロセスを知る必要があったし、さらに進んで戦勝後の日本占領のために日本人の考え方・感じ方をしっかり把握しておく必要があった。 同じ種類の仕事を大日本帝国の戦争指導部が行っていたのかどうか。 していなければならないはずである。 だが、外務省の外交史料館や防衛研究所のアーカイブを見ないとわからないけれど、たぶんないと思う。 それがないというのは、はじめから「戦争に勝つ気がなかった」ということである。 だから負けた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く