「それ、絶対に大丈夫なんだろうな?」この一言で全て潰せる。新しい事はやってみなければ分からないこともあるし、理論上はOKでも実際には……というのが普通。だから、「絶対」は無い。そこに絶対の補償を要求する事で何でも潰せるマジックワード。理屈で考えて無くても、上司は経験から、その一言で部下を黙らせる事ができると知っている。 一方、その動機がいかに年寄りの僻みの類であったとしても、上司がこのせりふを吐くと言うことは、「理屈はどうでも絶対にやりたく無い」という婉曲な意思表示なので、その案は引っ込めてしまったほうが良い。そこでがんばってしまうと、上司は面子を潰されたと感じる。運よく受け入れられたとして、上司は表面上は懐の広さをアピールするが、以後、面子を潰した部下をやりこめる機会を伺うようになり面倒になる。マジックワードを出す上司の面子は立ててやるのが処世術。それで会社に遺失利益が生じようが部下の責