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  • 志村建世のブログ: 軍人恩給は生きていた

    西羽潔さんが運営しておられる「戦争を語り継ごう・リンク集」(公開)と、「戦争を語り継ごう・ML」(会員制・無料)は、戦争にまつわる多くの人たちの記録を集め、かつ今も活発な意見交換を続けていて、私も貴重な情報をいただいています。今回は池田幸一さんが寄せられたメール「軍人恩給の不思議」をご紹介します。 軍人恩給については、これまで断片的な話は聞いていましたが、初めてその全体像を知ることができました。ネット検索でも、これほど具体的でくわしい説明は、なぜか出てこないようです。 軍人恩給は、旧軍人の生活を生涯にわたって保障するもので、戦後に一度は占領軍の命令により廃止されました。しかし独立を回復した翌年の昭和28年から、早くも復活して今に至っています。復活に尽力した自民党にとって、受給者の全国組織である軍恩連盟は、その後一貫して最も結束の固い支持団体になりました。 受給資格は原則として12年以

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    D_Amon 2014/02/15
  • 社会科学者の時評: ■ 幼稚と傲慢,靖国神社には「不戦の誓い」のために参拝したという,安倍晋三の「靖国理解のトンデモな間違い」 ■

    ◎ いまの「天皇陛下」もなぜ,靖国に参拝しないのか,その理由(天皇家の個人・家庭的事情)をしらないのか? ◎ 【歴史への無知・無理解が,勇猛果敢にも,靖国神社参拝という行為を,安倍晋三にやらせた】 ① 昨日〔2013年12月26日〕,靖国神社に参拝した日国首相の安倍晋三の歴史無理解精神の構造的問題 1) 戦争神社である「靖国神社」に固有である〈歴史的な基矛盾〉    -その存在価値は敗戦によってすでに無に帰していた- 日〔2013年12月27日〕の朝刊は,昨日,靖国神社に参拝した安倍晋三の行動に関する記事が満載されている。もっともこれは朝日新聞に関する紙面作りに関しての話である。しかし,問題の焦点は,安倍晋三がなぜ靖国に参拝にいったかという点については,彼自身が口にしていた理由に向けられるべきである。これは安倍晋三だけの問題ではないのだが,靖国神社に特有である明治帝国主義的性格,その

    社会科学者の時評: ■ 幼稚と傲慢,靖国神社には「不戦の誓い」のために参拝したという,安倍晋三の「靖国理解のトンデモな間違い」 ■
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    D_Amon 2013/12/27
  • Sightsong: 安世鴻『重重 中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち』

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    D_Amon 2013/07/06
    「朝鮮から慰安婦として中国に連行された少女たちは、いまはみな老女になっており、故郷に帰ることができず中国にとどまっている」敗戦で兵士は復員できても慰安婦はしばしば現地に置き去りにされ帰還困難者となった
  • 社会科学者の時評: ■ 日本古代史の謎 ■

    ◎ 捏造の歴史を解明する意義 ◎ 【欠代の天皇・現代の皇族に関する問題など】 ① 「継体天皇」という名〈継体〉の意味は? 日〔2013年2月11日:建国記念の日〕の『朝日新聞』朝刊を開くと,17面(東京社)に「(文化の扉 歴史編)王朝交代あった? 継体天皇 担がれた傍系の王族」という解説記事が出ている。ともかくその文を紹介する。 1) 天皇の系譜/継体天皇の生涯 同じ皇統が続くとされる日の天皇家である。しかし,古代史研究者の間でその出自に疑問符がつけられる人物がいる。第26代の継体(けいたい)天皇だ。はたして,その真偽は・・・。継体天皇は450年ごろ,近江国高島郷三尾野(現在の滋賀県高島市)で,彦主人王(ひこうしおう)の息子として生まれたとされる。成長後,母親の出身地である越前国(福井県)を治めていたともいわれるが,506年に武烈天皇が逝去すると,適当な後継者がいなかったため,畿内

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    D_Amon 2013/02/11
    「「建国記念日」に関する議論が巻きおこったとき,昭和天皇の末弟三笠宮崇仁(みかさのみや たかひと)は,自分の所属する「史学会」(1889:明治22年11月創立)に対して「建国記念日」制定に反対する決議を迫った」
  • 社会科学者の時評: ■ 靖国神社-戦争神社-侵略神社 ■

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    D_Amon 2012/05/24
  • 社会科学者の時評: ■ 靖国の闇にようこそ ■

    ◎ 靖国の質と歴史的役割(続) ◎  【靖国に祀られなかった人びと】   ① 辻子 実『靖国の闇にようこそ-靖国神社・遊就館非公式ガイドブック-』2007年6月  1) 書の紹介  まず最初に,この辻子 実『靖国の闇にようこそ-靖国神社・遊就館非公式ガイドブック-』(社会評論社,2007年6月)は,下の画像に写っているが,このの帯に高橋哲哉〔東京大学教授,『靖国問題』筑摩書房,2005年の著者〕が書いた文章を読んでもらいたい。  なお,辻子書の目次の主柱は,こうなっている。 1 靖國神社外苑篇 -靖国神社への行きかた,九段下,ほか- 2 靖国神社内苑篇 -「下乗」の高札,大燈篭,ほか- 3 遊就館篇    -遊就館,ロビー,ほか- 4 靖國周邊篇   -旧近衛師団司令部庁舎,北白川宮能久親王銅像,ほか-   著者の辻子 実[ズシ ミノル]は1950年東京生まれ。「靖国参拝違憲訴

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    D_Amon 2012/05/24
  • 社会科学者の時評: ■ 明治以降,天皇・天皇制の歴史(3) ■

    ◎ いまなお,民主的に共和化できない日政治 ◎ 【 天皇・天皇制と民主主義の溝 】 ① 戸村政博編著『天皇制国家と神話-「靖国」,思索と戦い-』1982年 日〔2012年4月16日〕の記述は「2012.4.15」「2012.4.16」「■明治以降,天皇・天皇制の歴史(1)(2)」■「◎いまなお,民主的に共和化できない日政治◎」の続々編である。 さらに,ブログの記述は「2012.3.16」「■日の天皇制:創られたものが創るものを創る■」「◎創られたもの=明治天皇,創るもの=昭和天皇,創る=平成天皇◎」「【 歴史は夜だけでなく,昼からこそ,創られる 】」において,戸村政博編著『天皇制国家と神話-「靖国」,思索と戦い-』(日基督教団出版局,1982年)をとりあげ議論してきた。 戸村政博(とむら まさひろ)の略歴を再度,紹介しておく。--1923年山口県に生まれ,日基督教神学専門

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    D_Amon 2012/04/18
    「いまなお,民主的に共和化できない日本の政治」
  • 社会科学者の時評: ■ 日本の軍歌 ■

    ◎ 小村公次『日の軍歌-戦争の時代と音楽-』学習の友社,2011年の問題提起 ◎ 【 戦時歌詞の戦後版化 】 ① 戦時歌詞の一例-書きかえ- 1) 軍歌の時代的性格 小村公次『日の軍歌-戦争の時代と音楽-』(学習の友社,2011年3月)は,「日の軍歌はいつ,どのようにして生まれたのか」「そもそも軍歌とはなにか」。「幕末維新から明治,大正,昭和という近代日の歩みのなかで,軍歌が担った役割と歴史を徹底的に検証し,戦争の時代のなかで音楽がどのような運命をたどったかを考察する」という著作である。主な章の目次はこうなっている。第1章 軍歌はどのようにして生まれたか?第2章 軍歌が伝えようとしたもの第3章 軍歌はどのようにして広まったか?第4章 みんなが軍歌を歌っていた時代第5章 なぜ哀調の軍歌なのか―統制と抵抗のはざまで第6章 軍歌の戦後―郷愁と追慕からの出発第7章 戦争の時代と音楽―軍歌を

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    D_Amon 2012/04/15
    軍歌の国家犯罪性
  • 社会科学者の時評: ■ 現代史からみかえす古代史的な天皇観(2) ■

    ◎ 工藤 隆の日古代史観を修正する観点 ◎ 【 現代的視座から批判する「無批判的な古代史論」, 古代史観的な天皇・天皇制を批判することの今日的な意義 】 --------------------------------        【 も く じ 】 ① 高橋孝吉『天皇制とニッポン文化の超克 横結の時代へ』2008年12月 ② 高橋孝吉の天皇・天皇制をめぐる諸議論 ③ 高橋孝吉   〔以上,1昨日:2012年4月9日記述〕   〔以下,日:2012年4月11日記述〕 ④ 北 一輝「国家改造論」 ⑤ 高橋孝吉の問題意識 ⑥ 高橋孝吉の「天皇・天皇制」論 -------------------------------- ④ 北 一輝「国家改造論」 1) 北 一輝の主要著作 高橋孝吉は,北 一輝『日改造法案大綱』(改造社, 大正12年)に言及している。日における急進主義的なファシズム思

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    D_Amon 2012/04/12
    「男でも女でも「血筋・血統」はつながっていると思いたいが,世の中,いろいろな考えかたをする人がいるものである」まったく。
  • 社会科学者の時評: ■ 新憲法のイロハを理解もせずに無視した裕仁天皇 ■

    ◎ 君主天皇から象徴天皇になってからも,戦後国際政治関係史に直接介入した昭和天皇 ◎ 【 戦争責任・敗戦責任・戦後責任のなにも負わずに逃げた男の「内奏」好き -沖縄も日も全部を不幸にした「永遠の罪」- 】 ① 昭和天皇の戦争責任論 「昭和天皇の戦争責任論」については,各種の議論が多種多様におこなわれてきた。大東亜〔太平洋〕戦争の敗戦によっても,結局はなにも傷つくこともなく,戦後にうまく長生きして延びることができた昭和天皇は,「帝国臣民」「熱誠なる赤子」たちの「膨大な数の生命」を「英霊化するという代替・変換の作業」を介して,自身の生涯をまっとうすることができた。この昭和天皇に戦争責任の有無がいまさらのようにわざわざ問われるというのも,ずいぶん不可思議な問題設定である。ともかく,ウィキペディア「昭和天皇の戦争責任論」を利用してこの議論を始めたい。 註記)以下は,http://ja.wikip

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    D_Amon 2012/02/09
  • 社会科学者の時評: ■ 戦争責任-靖国神社-厚生省 ■

    戦争犠牲者をどのように慰霊するか,戦争に負けたらどうなるか ◎ 【 戦勝国でも戦敗国でも,当は反省など,けっしてしない侵略戦争の経歴 】 ①「靖国戦犯合祀,国が主導 地方の神社から先行」:2012年1月21日報道 日〔2012年1月21日〕『朝日新聞』朝刊の「靖国戦犯合祀,国が主導 地方の神社から先行」という見出しの記事は,つぎのように報じていた。 戦争犯罪に問われた軍人らの靖国神社への合祀について,旧厚生省が日の独立回復翌年の1953年に,公的援護制度の拡充などに応じて順を追って無理なく進める,との方針を決めていたことが同省の内部資料でわかった。方針に沿って,さきに地方の護国神社での合祀をめざすとの記述もあり,朝日新聞が調べたところ,6カ所でA級戦犯3人を含む先行合祀の記録が残っていた。 天皇や閣僚の参拝や,戦争責任をめぐる議論を起こしてきたA級戦犯合祀の原点となる方針が,独立

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    D_Amon 2012/01/22
  • 社会科学者の時評: ■ 近現代天皇-内奏政治-裕仁の戦争指導 ■

    ◎ 昭和天皇の近現代における政治関与 ◎ 【 死ぬまで日政治に口出ししてきた〈象徴だった〉はずの昭和天皇 】 ① 安田 浩『近代天皇制国家の歴史的位置-普遍性と特殊性を読みとく視座-』2011年10月 1) 安田 浩『近代天皇制国家の歴史的位置』の問題提起 書,安田 浩『近代天皇制国家の歴史的位置-普遍性と特殊性を読みとく視座-』(大月書店,2011年10月)が論究した近現代における天皇・天皇制,それもとくに昭和の時代における「天皇ヒロヒト」問題にかかわるある論点をとりあげ,日のブログは記述をおこないたい。同書の主旨と目次は,以下のとおりであう。 「急激な近代化が要請したシステム」はなにであったのか? 「近代天皇制の特殊な構造に迫る」ため「帝国主義段階の後発国として,急速な近代化を迫られた日」「のなかで形成された近代天皇制を現代的視点からとらえなおし,新たな分析視角と方法を提示

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    D_Amon 2012/01/10
  • 社会科学者の時評: ■ ヒトラーの狂気・ヒロヒトの正気 ■

    ◎ 天才的狂人総統と軍人現御神 ◎ 【 戦争指導者の面からみた第2次大戦日独比較論 】 ① 大澤武男『ヒトラーの側近たち』2011年11月 大澤武男『ヒトラーの側近たち』(筑摩書房,2011年11月)というこのは,題名からして,けっして珍しい内容を論じているわけではなく,類書が何冊もある。とはいえ,論じている内容そのもののとりあげかたに新味があると評価したい著作である。書はつぎのように解説されている。目次もつづけてかかげておく。 ヒトラーに共鳴・心酔し,あるいは打算で,ヒトラーの支配妄想を成就させようと画策したナチスドイツ。直観力に優れ弁は立つが,猜疑心が強く気分屋のヒトラーに,なぜ,ナチスの屋台骨である有能な側近たちが追随したのか。彼らにより強化され,エスカレートしていったヒトラーの支配妄想とはいかなるものだったのか。 ゲーリング,ヘス,ハイドリッヒ,アイヒマン,ヒムラー,ゲッベルス

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    D_Amon 2012/01/09
  • 社会科学者の時評: ■ 昭和天皇の敗戦責任を追及しなかったアメリカ ■

    ◎ 天皇裕仁に戦争責任はないのか ◎  【戦争論理学による分析と吟味】  ① 三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』(二見書房,2008年9月)  書,三浦俊彦『戦争論理学-あの原爆投下を考える62問-』は「究極のテーマで学ぶ,クリティカル・シンキング」によって,「歴史的事実を検証しながら最も合理的な結論に達する」ために学ぶ「新しい論理思考演習のテキスト」(パラドクス・シリーズ応用論理編)である,と謳われている。  同書は,戦争という事象に不可避であった,それも第2次大戦中の戦局・場面において展開された戦略・戦術を,論理学の思考方法に徹頭徹尾当てはめ,検討・考察している。なまじ中途半端に,戦争問題をとりあげ論究した著作よりは,よほど興味深い議論を与えている。  同書が対象にした問題は,南京事件,真珠湾攻撃,ホロコースト,ヨーロッパ優先戦略,通常兵器,核兵器,原爆投下,無差別

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    D_Amon 2011/10/14
    皇民化教育とセットで復習されるべき日本の歴史。だが復習以前にそもそもこういうことを通常学習しないのが日本の公教育。こういう近現代史的常識を教えられない一方で天皇賛歌君が代を歌わぬことが罰される現代日本
  • 志村建世のブログ: 憲法無効論に驚く

    昨日の「お玉おばさん」ブログを見ていたら、靖国映画の試写会問題に関連して、日国憲法の誕生という映画があるのを知りました。調べてみると昨年の映画で、「日の青空」というタイトルのものがそれに当るようです。日の民間からも現憲法の精神に近い考え方の草案が提案され、それがGHQにも受け入れられて、日国憲法の骨格になった。憲法はアメリカからの一方的な押し付けではなく、日人から出た願いでもあった、という文脈の映画のようです。私は残念ながら見ていないのですが、いくつかの感想文からも、そのように理解できました。 ところが同時に、この映画への批判という形で、日国憲法無効論が唱えられているのがわかりました。この草案は、日側からいくつも出された提案の中の、マイナーな一つに過ぎない。それを好都合と判断したGHQが利用しただけのことであって、アメリカ製憲法である事実は変らないというのです。そしてさらに

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