日記 | 17:19 | ちかごろ、映画を借りて家で観る機会が増えた。蔦屋の会員カードを作ったのだ。それで休日やその前の晩など、心の休まる時間に映画を観るのだけれど、今日、あることに気がついた。それは偶然で済ませるにはあまりによく出来すぎなので、僕は驚いたものだった。何がそうさせたのか、僕やY自身の見えざる何者かがそうさせたのか、一切は見知らぬまま、過去になってしまったので仕方ない。一握の砂が手を零れるようであり、浜に寄せたある泡沫が決して二度と同じ文様には現れぬようである。 僕とYが借りてきた映画はここ二週間ばかりで、次のとおりになる。 スタンダード・エディション [DVD]" class="hatena-asin-detail-image" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SpuN8yTeL._SL160_.jpg" tit
京都駅を発つ新幹線の窓ガラスに映るシートに深く身を沈めた半透明の俺の姿はまるでスキャンされた胎児の亡骸。俺は何に対してというわけでもなく舌打ちし、前の座席の背から引き出したテーブルの上に置いたノートパソコンで大人向けDVDを観始めた。 板垣あずさ。この女のスレンダーな肢体が俺を昂らせたことはない。この女の声は遠くの町で鳴る調子のずれた太鼓を連想させた。あばずれ!やくたたず!罵りの言葉を投げつけたあとで停止ボタンを押しヘッドフォンをパソコンから引き抜く。引き抜こうとした。ヘッドホォンとパソコンをへその緒のように結んでいるはずのコードの先端はシートの下で金属特有の冷ややかな光を放っていた。 通路を挟んだ向こう側にいるカップルが俺を見る瞳のなかに俺は俺への憐れみを発見する。新幹線に乗って列島を横に斬るインポに同情はいらない。「どうしてたたなくなったのだろう?」。俺は国道に転がっているパンダの轢死
監督:松本人志 脚本:松本人志/高須光聖 うん。おもろかった。 松ちゃんが映画で何したいのか、だんだんわかってきた感じ。 ・・・とか書くと、私窓の外が大変な「松本人志教信者」、という言葉でくくられそうで怖いけれど。そういうことでもないな。一言で言えば、「好き」ですよ。ただ、なんつーのかな。松ちゃんの「笑いとの向き合い方」というのが、映画というシステムからすると、かなり相性が悪いのはわかる。 松ちゃんは、映画を作るなら「稼がねばあかん」というのがあるのだけれど、作りたいモノは真逆というか、間口が狭い。そこに何とか折り合いをつけて、吉本興業から予算を引き出す時の妥協点が「主演:松本人志」なのだと思うけれど。俺はね。「監督:松本人志」は大変に信用している。この映画にひとつ難点があるとすれば「主演:松本人志」の方ではないか、と思う。 この映画は最初、メキシコの田舎町の外れの家から始まる。そこには家
「公の場所で性行為を行うと豊作になる」と説き、不法な性行為などを行っていたカルト集団が、警察の包囲網を突破し全裸の状態で逃亡したそうです。 現在カルト集団の居所はつかめておらず、人員を増やして捜査を進めているとのこと。 詳細は以下より。 この記事によると、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーから120マイル(約190キロメートル)ほど北にあるで、「公の場で性行為を行うとバナナの収穫が10倍になる」と勧誘していたカルト集団が警察の追跡を逃れ逃亡したそうです。逃走時はリーダーだけでなく信奉者たちも全裸になっていたとのこと。 警察はこのカルト集団が4ヶ月前から脅迫や不法な性行為を行っていたとして目をつけており、今月に入ってアジトの特定したそうです。9月12日、警察がアジトを取り囲んで投降するよう呼びかけを行ったそうですが、カルト集団のリーダーは7人の信者を従え全裸で逃亡。2人の妻を盾にして逃
何日か前にオダギリジョー(小田切譲)監督の『さくらな人たち』をDVDで観ていたのに黙っていてすいませんでした。ここからは余談になりますが、まあオダギリジョーというのは本当に人気のある俳優なんだろうか?と疑わしくなるくらいに注目されてない作品ですねコレは。僕が購読しているブログでも全然取り上げられていない。人気者が撮った映画が必ずしもそれ相応に注目されるわけではないけれど、女子の半分くらいはオダギリジョーのファンだから、正直もうちょっとは陽が当たると思ってました。主演はオダギリジョーの小学校時代の同級生でお笑いコンビ・次長課長の河本準一。ここ最近のトレンドとしてアクの強い人たちのDIY精神と言うのか、俺イズムと言うのか、わしズムと言うのか、そんな個性が貫かれた監督本意な映画を観ようというのが自分の中にありまして、この作品もその一貫で観た次第です。キリキリ純度100%の作品『GOEMON』や、
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