民主党の鳩山由紀夫代表が、原則1日2回行われる首相の「ぶらさがり取材」の見直しを検討していることが分かった。発言のブレを追及されたくないようだが、民主党が掲げる「情報公開の徹底」と矛盾しており、批判を浴びそうだ。 鳩山氏は14日、麻生太郎首相との会談の際、同席した河村建夫官房長官に「ぶらさがりのあり方を変えようと思っている。(内閣記者会と)文書で取り決めがあるのか」と質問した。河村氏は「変えるには仕切り直しが必要だ」と説明したという。 鳩山氏は5月の代表就任後、原則1日1回のぶらさがり取材に応じていたが、衆院選中に日米FTAなどで発言の修正を連発。8月下旬からは「日程上の都合」などを理由に取材に応じない日が増えている。