野田政権が誕生した。財務相時代は「注視」大臣と揶揄されたりしたが、国会答弁はしっかりしており、民主党代表選の候補者では最も安定感のある首相だと思う。なお、為替市場との対話がうまい政治家は基本的にはいない。政治家になるのに為替の知識が必携というわけでは全然ない。歴代の財務大臣(大蔵大臣)も、大半は担当大臣になって初めて為替に接したはずだ。しかるに、気の効いた発言などできるはずもなく、想定問答に沿った発言しかできないものだ。むしろ、巧妙な対話ができる方がおかしい。仮にそこそこの知識があったにせよ、大臣は忙しいから、為替だけ見ている暇などない。野田大臣の対話、ぶれなかったという意味では十分に合格点でありましょう。 まあ、対話巧者の財務大臣が必要なら、為替担当大臣でも設けないと。官僚では榊原財務官が突出していたが、あれは特殊事例ですね。さて、以下はメルマガのリンク集であります。 Fizzle at