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ブックマーク / honz.jp (5)

  • 「上書き保存」で、記憶を編集する - HONZ

    『ニューヨーカー』誌の2014年5月19日号に「パーシャル・リコール(partial recall)」というタイトルの記事が載っていました。ピンと来た人もいるかもしれませんが、これは映画『トータル・リコール』に引っかけているんです。この映画、いろいろ話題になったので、ご覧になった方も多いかもしれませんね。『トータル・リコール』は、人間の記憶をまるごと入れ替えることにより、別人格の人間をつくるという設定の映画でした。 (いきなり余談ですが、私は『ニューヨーカー』のこの記事を読んでから、有名な映画なのに見ていないことに気づき、ちょっと見てみました。オリジナルのシュワルツェネッガー&シャロン・ストーン主演のものは、自分的には、マジっすか、と開いた口がふさがらないくらいに、演技が下手だったり、台詞がベタだったり、まるで出来の悪いアメコミみたいだと感じましたが、リメイクされたコリン・ファレル主演のほ

    「上書き保存」で、記憶を編集する - HONZ
    Ditty
    Ditty 2014/07/10
  • 感電するアート 『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』 - HONZ

    キルリアン写真というものを、ご存知だろうか?今から約80年ほど前の1930年代に、旧ソビエト連邦で発明された不思議な写真のことである。発明家ニコラ・テスラの影響を受けた旧ソ連のキルリアン夫がその発明者。電気治療器の高周波によって生体から放電が起きていることに気付き、それを撮影しようと試みたことが発端であったという。 この鉄のカーテンの中で育まれたキルリアン写真が西側諸国にも広く知られるようになったのは1970年代のこと。超能力の研究で博士号をとったアメリカの臨床心理学者セルマ・モスが1970年にソ連を訪問したことがきっかけとなった。手や植物の周りを光が取り囲む不思議な写真は、「オーラを撮影したものではないか?」とも言われ、一気に世の中に知れ渡ることとなったのである。

    感電するアート 『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』 - HONZ
    Ditty
    Ditty 2014/04/24
    シャッター速度を遅くして長時間露光させているらしい。
  • ITERとバベルの塔 - HONZ

    ITER(読みは「イーター」)をご存知ですか? 日語だと「国際熱核融合実験炉」と言われるプロジェクトのことです。ITERは、かつてはこの日語に対応する英語の頭文字だと説明されていましたが、今では公式にも、ラテン語で「道」とか「道のり」とか「旅」という意味をもつ言葉だと言われるようになっています。 今日、原子力発電に使われている原子核反応は、重い原子核が分裂する「核分裂」ですが、ITERがやろうとしているのは、軽い原子核同士が融合する「核融合」という反応です。 そのための原料となるのは、宇宙で一番ふんだんに存在し、地球上にもたっぷりある元素、水素なので、資源が枯渇する心配はありません。核反応の結果として、(核分裂の場合のように)やたら寿命の長い放射性元素が出てくることもなく、核反応が暴走することもなく、メルトダウンもなく……と言うわけで、夢のエネルギーとして、国際協力で研究が進められてい

    ITERとバベルの塔 - HONZ
    Ditty
    Ditty 2014/04/10
  • 植物に知能はあるか ―― そもそも知能ってなに? - HONZ

    『ニューヨーカー』誌の2013年12月23日&30日合併号に、マイケル・ポーランが「植物に知能はあるか」というテーマで力作レポートを寄せていました。ポーランは、カリフォルニア大学バークレー校でジャーナリズムのジェームズ・ナイト教授職にあり、を書けば毎度ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たすという売れっ子ノンフィクション作家でもあります。それに加えて、彼はアマチュアの料理人でもあるんですよね。最新作”Cooked”については、稿の最後でさらっとご紹介いたしますが、なにせ売れっ子なので、タイトルよりも著者の名前の方が目立つカバーとなっております(^^ゞ さて「植物に知能はあるか?」と聞いて、「それってトンデモ?」と思った方もいらっしゃることでしょう。そう思われるのも無理はありません。なにしろ、「植物には感情がある」とか「植物は人間と心を通わせることができる」といった話には、

    植物に知能はあるか ―― そもそも知能ってなに? - HONZ
  • なにわの爆笑王に学ぶ『青春の上方落語』的修行論 - HONZ

    あけましておめでとうございます。お正月の三箇日はいかがすごされましたでしょうか。私儀、元旦の朝から、大阪は天満天神繁昌亭へ行き、贔屓の笑福亭福笑師匠に大笑いさせてもらってきました。 繁昌亭というのは、10年近く前にできた上方落語の定席である。その成功もあって、いまや上方落語協会は200名を超える落語家をかかえる大所帯だ。しかし、上方落語というのは、戦後の一時期、世代交代がうまく進まず、漫才におされたこともあって、ほんとうに壊滅に近い状態に陥っていた。 そこから復興できたのは、後に四天王と呼ばれるようになる四人の落語家、六代目笑福亭松鶴、桂米朝、三代目桂春団治、桂小文枝(後の五代目文枝、いまの文枝=以前の三枝は六代目)の努力があったからこそなのだ。 松鶴の弟子である鶴瓶と仁鶴、米朝の弟子であるざこば、春団治の弟子である福團治、文枝の弟子である文珍、そして、米朝の弟子で独特の芸風により一世を風

    なにわの爆笑王に学ぶ『青春の上方落語』的修行論 - HONZ
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