DoTのブックマーク (1,364)

  • トイレのピクトグラムデザインの変化 -ジェンダーによる造形の差異- | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    近年、生物学的な性別だけでなく、社会的・文化的に構築されるジェンダーについての理解が少しずつ深まってきています。性別とジェンダーは必ずしも一致するものではなく、多様な性自認やジェンダー表現が存在することが認識されるようになってきました。 こうした社会の価値観の変化は、デザインの世界にも大きな影響を与えています。完璧とは言えないまでも、デザイナーたちは性別やジェンダーの多様性を尊重したデザインを志向しています。 その最たるものは、トイレのピクトグラムデザインではないでしょうか。今から50年以上前、1964年の東京オリンピックで使用されたトイレ用のピクトグラムデザインはこのようなものでした。 チーフデザイナーの田中一光氏を筆頭にデザインされたこのピクトグラムは、女性がまるでパニエをはいているかのようなシルエットになっています。特にウエスト回りは華奢な細さが強調され、過剰に女性性を表現しているよ

    トイレのピクトグラムデザインの変化 -ジェンダーによる造形の差異- | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
    DoT
    DoT 2024/07/18
    ピクトグラムデザイン
  • 非常口ピクトグラムデザイン -普遍的なピクトグラムのデザインとは- | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    非常口のピクトグラムは、1973年に熊県熊市で発生した大洋デパート火災をきっかけに誕生したとされています。当時の非常口誘導灯はサイズが小さく表示も漢字だったため煙や炎の中で確認できず、死者104人・負傷者67人という日における開店中のデパート火災としては史上最悪の惨事に至ってしまいました。 そのため、非常口のピクトグラムは火災時に炎の色である赤色に対して、最も視認性の高い色である緑色が使用されています。また、白色は停電などが発生した場合に照明の役割を果たします。そうした改善を重ね、1982年に私たちが見慣れた「非常口のピクトグラム」が制定されました。このピクトグラムは日のデザインが国際規格となった初めての例だそうです。 現在はどんな施設でも見かけるこのピクトグラムですが、このデザインに決まるまでには世界の国々を巻き込む紆余曲折がありました。

    非常口ピクトグラムデザイン -普遍的なピクトグラムのデザインとは- | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
    DoT
    DoT 2024/04/04
    非常口ピクトグラムのデザインについて
  • ブランドの役割とデザイン開発 —ブランディングの3ステップ— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    ブランド(brand)という言葉は、もともと中世〜近代にかけて使われていた「燃える」「炉の木の燃えさし」という意味が語源のようです。16世紀以降に「焼き印をつける」ことに転じ、19世紀になって「商標」の意味として使われるようになりました。 その後、ブランドは(時に)「何かと何かを区別する」概念として用いられることになります。この区別するという意味合いは、ブランドが持つ識別機能と同様のものと言えますね。そしてブランドは、自身が持つ価値を多くの人に想起してもらう役割を担う様になりました。 この記事では、ブランドとは何か?ブランドがなぜ重要なのか?といった点について具体的なプロセスなどと共にまとめました。 ペプシパラドックスという言葉を聞いたことがありますか? これはペプシコーラとコカ・コーラのどちらが美味しいかを調べた消費者テストで、ブランドを明かさない条件と明かす条件で結果が正反対となった非

    ブランドの役割とデザイン開発 —ブランディングの3ステップ— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/10/09
  • ブランドの役割とデザイン開発 —ブランディングの3ステップ— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    ブランド(brand)という言葉は、もともと中世〜近代にかけて使われていた「燃える」「炉の木の燃えさし」という意味が語源のようです。16世紀以降に「焼き印をつける」ことに転じ、19世紀になって「商標」の意味として使われるようになりました。 その後、ブランドは(時に)「何かと何かを区別する」概念として用いられることになります。この区別するという意味合いは、ブランドが持つ識別機能と同様のものと言えますね。そしてブランドは、自身が持つ価値を多くの人に想起してもらう役割を担う様になりました。 この記事では、ブランドとは何か?ブランドがなぜ重要なのか?といった点について具体的なプロセスなどと共にまとめました。 ペプシパラドックスという言葉を聞いたことがありますか? これはペプシコーラとコカ・コーラのどちらが美味しいかを調べた消費者テストで、ブランドを明かさない条件と明かす条件で結果が正反対となった非

    ブランドの役割とデザイン開発 —ブランディングの3ステップ— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/10/09
  • Jarroldsにみるリブランディング事例分析と考察 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    英国ノリッジに拠を置くJarrolds(ジャロルド)は、1770年に設立された伝統ある百貨店。1823年にノーフォークに移転し、その200周年を記念してデザインスタジオ The Click がデザインを手がけた新しいブランドアイデンティティを導入しました。 Jarroldsを象徴的するライオン像を抽象化したシンボルマークが、ブランドの主要なアイデンティティを掲載しています。 近年のリブランディングでは抽象化された図形が多い中、具象的な実在する動物をモチーフにしたデザインは目を惹きますね。このシンボルのデザインは、2. Representational(具象的図形)に分類されます。

    Jarroldsにみるリブランディング事例分析と考察 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/09/27
  • Facebookにみるリブランディング事例 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    2023年はソーシャルメディアにとって重要な変化が続々と起きた年でした。イーロン・マスク氏によるTwitter買収、その競合であるThreadsの登場や、Twitterの”X”へのリブランディングなど…。そしてここに来てFacebookは新しいリブランディングを発表しました。 今回のFacebookのリブランディングは、これまでのブランドアイデンティティを構成する要素を踏襲し、ディティールのブラッシュアップを積み重ねながらリフレッシュした印象を与えるものでした。 Facebookのブランドは、円形にサービス名の頭文字である「f」を配置したシンボルマークと、Facebookのロゴタイプによって構成されます。シンボルのデザインは、3. Letterforms(レターフォーム・字形)に分類されます。 一方のFacebookロゴタイプは、4. Wordmarks(ワードマーク・文字)のデザインとな

    Facebookにみるリブランディング事例 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/09/23
  • miroにみるリブランディング事例分析と考察 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    ロシアにルーツを持つアメリカMiro がリブランディングを実施。前回のリブランディングから4年という期間ですが、これまでのブランド資産を活かすかたちでのブランドデザイン刷新は功を奏しているようです。 Miroは2020年以降、リモートワーク普及の追い風を受け飛躍的な成長を遂げています。ユーザー数は2020年9月からの1年で(無料・有料ユーザーを合わせて)約800万人から約2500万人にまで増加。さらに2022年6月までには3500万人規模にまで拡大しています。日でも2022年より日語版がリリースされるなどオンラインホワイトボードサービスとしてよく知られていますね。 2022年1月には4億ドル(約538億円)の資金調達を発表、評価額はすでに175億ドル(約2兆3541億円)に達しています。そうしたスタートアップとして急激な成長を続ける最中でのリブランディングは、どういったアプローチで

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    DoT 2023/09/19
  • AIと人間にみる創造性について —MidjourneyとChatGPTを用いてキャラクターデザインを検証する— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    前回の記事では、3つの画像生成AIを用い、人間の思い描くイメージや感性に近いアウトプットができるのかを検証しました。 今回は、画像生成AIがデザインしたキャラクターと、人間がデザインをしたキャラクターの比較を行います。 前回は抽象度の高いプロンプトを用いたのに対し、今回は人間の制作プロセスに近づけるため、企画書や仕様書のような具体的なプロンプトを使用しています。デザインのテーマはキャラクターデザインとし、画像生成AIは「Midjourney*1」を用いました。

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    DoT 2023/08/29
  • Appleデザイン言語 Snow white-01 書体規定について | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    優れたデザインとして知られる Apple ですが、その転機となったのは1980年代初めからそのクリエイティブを支えた フロッグデザイン(とハルトムット・エスリンガー)と言えるでしょう。 エスリンガーはスティーブ・ジョブズらAppleのデザインチームとともに、スノーホワイトという「デザイン言語」を開発します。 デザイン言語とは「インダストリアルデザインに一貫性を持たせ、すべての製品のルック&フィールを統一化する」ためのデザインルールです。 エスリンガーの著書には、Appleと開発したデザイン言語に関する記述があります。 ・ゼロドラフト(抜き配なし)のスレートを組み合わせた人型の形状。サーフェスのテクスチャは最小限。塗装なし。傾斜が必要な場合には、その部分は必要最小限(モニタ)。サイズも重量も極力抑える。 ・可能な限り、左右対称。 ・前面から背面にかけてのスリット:幅2ミリ、深さ2ミリ、グリッ

    Appleデザイン言語 Snow white-01 書体規定について | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/08/01
  • ASTRA CARTAブランド事例 ジョナサン・アイヴ「LoveFrom」 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    Apple のジョナサン・アイヴと彼のスタジオ LoveFrom, が手がけた ASTRA CARTA のブランド事例を取り上げます。 ASTRA CARTA は「世界の宇宙関連産業全体で持続可能な実践の加速を主導するための民間部門のためのロードマップ」を提供する組織。2022年に開催された Space Sustainability Summit のひとつの結実とのこと。 デザインの分類は、5. Emblems(エンブレム)と解釈できそうです。現在でも紋章の使用について厳格に定めているイギリス(紋章及び系譜を管理・統括する紋章院が存在する)を象徴するような、伝統的な形式を思わせるモチーフです。 ロゴマークデザインの分類について「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」へもまとめています。 チャールズⅢ戴冠式のブランディングデザインと同様の、具象的なモチーフを円形に

    ASTRA CARTAブランド事例 ジョナサン・アイヴ「LoveFrom」 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/07/21
  • Glassdoorのブランドロゴ刷新事例 記号によるモノグラムデザイン | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    カリフォルニア州サンフランシスコに社を置き、月間5,500 万人以上のユニークユーザーを誇る求人検索エンジンサービス Glassdoor(グラスドアー)が Koto 設計による新しいアイデンティティを発表しました。 旧デザインからドアを思わせるシンボルを取り除き、ワードマークのみによってアイデンティティを再構築したデザイン。分類 4.Wordmarks(ワードマーク・文字)を、シングルクォーテーションマーク【”】で囲ったシンプルなもの。 ロゴマークデザインの分類について「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」へもまとめています。 新しいブランドアイデンティティでは、ロゴタイプを全て大文字にしたシンプルなサンセリフ体のワードマークが導入されています。 シングルクォーテーションマークで囲まれたこのデザインは、企業について意見を交わす場所という Glassdoor の企

    Glassdoorのブランドロゴ刷新事例 記号によるモノグラムデザイン | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/07/21
  • 画像生成AIは人間の感性に近いアウトプットができるのか? —Midjourney・Adobe Firefly・Stable Diffusion比較— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    画像生成AIは人間の感性に近いアウトプットができるのか? —Midjourney・Adobe Firefly・Stable Diffusion比較— AI chatと時を同じくして話題となっている自動画像生成AI。 今回は3つの画像生成AI「Midjourney*1」「Adobe Firefly*2」「Stable Diffusion*3」に同じプロンプトを入力し、それぞれから出力される画像を比較してみます。果たして、画像生成AIは人間の感性に近いアウトプットができるのでしょうか? 私たち人間がイメージする「シンプル」と画像生成AIが生成する「シンプル」は全く同じものでしょうか? 今回の入力するプロンプトでは共通の認識が存在する固有名詞(車、絵画、帽子など)の使用を避け、抽象的なキーワードを入力しています。これにより、人間が思いつかない造形を生み出せるのかを検証します。 *1 Midjou

    画像生成AIは人間の感性に近いアウトプットができるのか? —Midjourney・Adobe Firefly・Stable Diffusion比較— | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/05/24
    MidJourneyにバベルの塔を出力してもらったカバー画像です
  • TeenageEngineeringブランド事例 プロダクトデザインとシンボルについて | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    2005年にスウェーデンで設立された電子楽器メーカー teenage engineering 。 同社の製品デザインはミニマリスティックでありながら、演奏や体験の楽しさを演出する工夫が随所に見られ、一見すると相反する要素を巧みに融合させている。 そうしたブランドの持つイメージはシンボルマークのデザインにも展開されており、ボルト、ナットを想起させるシルエットのシンボルマークのデザインについて取り上げる。 デザインは、2. Representational(具象的図形)に分類できる。ボルトのサイドビューをブランド名の「T」に見立て、ナットとの組合わせによって表現されている。 具象的なモチーフをベースにしたデザインにおいては、抽象度を適切に設定したうえで、要素を削ぎ落とし、シンボルとして様々なサイズ・メディアでの展開を見据えたデザインが重要である。 ロゴマークデザインの分類について「ブランド・ア

    TeenageEngineeringブランド事例 プロダクトデザインとシンボルについて | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/05/18
  • チャールズⅢ戴冠式ブランド事例 ジョナサン・アイヴ「LoveFrom」 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    Appleのジョナサン・アイヴが手がけたイギリスチャールズ3世国王の戴冠式のエンブレムガイドラインを取り上げる。 デザインは、5. Emblems(エンブレム)に分類できるだろう。現在でもエンブレム・紋章の使用について厳格に定めているイギリスの国家(ヨーロッパでも数少ない、紋章及び系譜を管理・統括する紋章院が存在する)を象徴するような、伝統的な形式を思わせるモチーフだ。 ロゴマークデザインの分類について「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」へもまとめています。

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    DoT 2023/05/11
  • 【匿名で質問随時募集中】新規事業お悩み相談室 - 株式会社フィラメント

    フィラメント/QUMZINEの公式YouTubeチャンネルで、新企画「新規事業お悩み相談室」を5月下旬よりスタートさせます。 フィラメント公式YouTubeチャンネル「QUMZINE by Filament, inc.」 https://www.youtube.com/@qumzinebyfilamentinc.3863 新規事業お悩み相談室では、実際に新規事業に携わっている方々からお寄せいただいた質問やお悩みに、数々の新規事業の現場を見てきたスペシャリスト村上臣さん、グローバルなスタートアップ投資家として有名なリブライトパートナーズの蛯原健さん、そしてフィラメントCEOの角勝が相談員としてズバッと回答します。 質問の募集テーマは「新規事業に関わるお悩み」です。 *匿名での質問にお答えします 「相談してみたい!」という方はぜひこの機会にフォームからご記入ください。 たくさんのご相談お待ちし

    【匿名で質問随時募集中】新規事業お悩み相談室 - 株式会社フィラメント
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    DoT 2023/05/10
  • Minute Maidのブランドロゴ刷新事例 「シンボルの引き算」と「イラストの足し算」 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    世界最大のジュースブランド Minute Maid(ミニッツ・メイド)が、包括的なグローバルアイデンティティを発表。 77年の歴史を持つブランドが今回のリブランディングを機に、初めてグローバルで統一したビジュアルを展開する大幅な刷新となった。 これまでのブランドは、国ごとに異なるビジュアルを持ったローカライズ展開がなされてきた。 例えば米国の Minute Maid、ヨーロッパとアフリカの Cappy、ラテンアメリカの del Valle などが知られるが、今回のリブランディングによって基的なデザインベースが統一されている。

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    DoT 2023/05/09
  • 7Upのブランドロゴ刷新事例 簡素化と精緻化のブランド | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    7Upは1929年から販売されているレモン風味のソフトドリンクブランド。飲料はペプシコによってグローバル販売されている(アメリカ、イギリス、アイルランドを除く)。一方ブランドはドクターペッパー・スナップル・グループが所有。 今回のブランド刷新はペプシコ社内の “PepsiCo Design & Innovation Team” によるデザイン。サイトにはスタジオの人間中心設計指針や、ペプシコが展開するプロダクトブランド群のデザインワークをまとめた年鑑など、ブランドの多様な側面が確認できる。これらも価値のあるコンテンツとなっており、注目しておくべきものだ。 デザインは数字の「7」に抽象的な赤い円形を統合させたもので、類型化すれば、4.Wordmarks(ワードマーク・文字)をベースに、1.Abstract(抽象的図形)を組み合わせたものと捉えられる。 ロゴマークデザインの分類について「ブラン

    7Upのブランドロゴ刷新事例 簡素化と精緻化のブランド | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/05/08
  • IBMブランドにみるアウトラインロゴの分析と再提案 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    僕の敬愛するデザイナーのひとりにポール・ランドという人がいる。 今回取り上げる「IBM」の他「abc」や「Westinghouse」、かのスティーブ・ジョブズが一時期Appleを追われて創業した「NeXT」など、アメリカを代表する企業のロゴマークを手がけた人物だ。 彼はデザインとは何かを問われ、 と喝破する。 そして、「いいデザインは、時代に左右されずいいデザインであり続ける」という哲学を持って素晴らしいデザインを生み出し続けた。 彼が主に活躍した50〜60年代と比べれば、現在の僕たちを取り巻く環境は大きく変わってしまった。めまぐるしいスピードで社会が変化し続け、昨日正しかったものが必ずしも今日も同じように正しいとは言えない。 先の見通せないこうした状況の中、それでも僕は「デザインは普遍だ」という彼の哲学を支持したい。 そのデザインに「普遍性」を見出せるなら、彼のデザインから僕たちが学べる

    IBMブランドにみるアウトラインロゴの分析と再提案 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/04/20
  • I♥NYのリブランディング事例 都市のブランドについて | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    ニューヨークから遠く離れた日でも、度々目にするほど長年親しまれてきた「I ♥ NY」。 この素晴らしいデザインは、アメリカの著名なグラフィックデザイナー、ミルトン・グレイザー(Milton Glaser)によるものだ。(残念ながら2020年6月26日に91歳で亡くなった。) 50年近くにわたってこの都市のブランディングを支えてきたこのデザインを、ニューヨーク州とニューヨーク市は大幅に刷新すると発表した。 2023年の3月に発表された「We ♥ NYC」と呼称されたこの新しいキャンペーンは、グレイザーが到達した都市ブランディングを明らかに踏襲したものと言える。ここでは、1976年にグレイザーがデザインした「I ♥ NY」と共に、新しいニューヨークの都市ブランドについて取り上げる。 デザインはロゴタイプに抽象的な図形を統合させたもので、類型化すれば、4.Wordmarks(ワードマーク・文字

    I♥NYのリブランディング事例 都市のブランドについて | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/04/11
  • PEPSIのブランドロゴ刷新事例 広告イメージとグリッド分析 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング

    炭酸飲料で広く知られる1898年創業のPEPSI (ペプシ)。 2024年に迎える125 周年を記念してデザインされた、グローバル展開される新しいシンボルとビジュアルアイデンティティシステムの事例を取り上げる。デザインはPEPSI社内による。 ロゴマークのデザインは、5. Emblems(エンブレム)に分類できそうだ。地球を表す円形(と瓶を密封するための栓、「王冠」を模したものと思われる1950年のデザイン)をモチーフとして踏襲した。 エンブレムは視覚的な形状の中に複数の要素が含まれている事が多く、正統性の表現にふさわしい一方で可読性の低下を招くことも多い。PEPSIのシンボルマークは適切な抽象化とシンプルな造形によって、そうしたマイナスの影響を上手く回避している。 ロゴマークデザインの分類について「ブランド・アイデンティティ・デザインのためのロゴマーク5分類」へもまとめています。 歴史

    PEPSIのブランドロゴ刷新事例 広告イメージとグリッド分析 | Balloon Inc. | デザイン・ブランディング
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    DoT 2023/04/11