皮膚ガンを発症しやすい人は早期発見のために生体検査を定期的に受ける必要があるそうですが、米国の研究者が切ったり刺したりせずに皮膚ガンを早期発見する方法を開発しました(MIT Technology Reviewの記事)。皮膚のにおいをガスクロマトグラフィで分析しそれがガン細胞が発するものかどうかを判断するというもの。ガン細胞が発するにおいに特有の2つの化学物質が含まれることがわかったことでこの手法が可能になったそうです。 ガン細胞が特定のにおいを出していることは昔から知られており、一部ではガン探知犬なども導入されて成果を上げていますが、ガン探知犬ではガンの有無は分かっても部位の特定が難しいとのこと。今回の方法では発症部位をにおいを採取する筒の接触面内に限定できるそうです。