『自由なフランスを取りもどすーー愛国主義かグローバリズムか』(花伝社)という本が出版された。フランス大統領候補で右派政党「国民戦線」リーダー、マリーヌ・ルペン氏の演説と公約をまとめた本だ。ルペン氏の政策を日本語で読める唯一の資料といってもいい。 私が興味を持ったきっかけは、ビジネスインサイダージャパン(BIJ)の仕事でこの本の編者でもある民族派団体「一水会」の木村三浩代表にインタビューしたことだ。 https://www.businessinsider.jp/post-33374 木村氏は私に「ルペンの国民戦線は日本では『極右』と報道されているが、あれは間違いだ」と言った。そんなことはないだろう、と即座に思った。だって、日本ではどのメディアも「極右」と呼んでいる(よく調べたら朝日新聞だけは「右翼」という表現だった)。しかし、日本で長年右翼活動をしてきた木村氏が言うのだから本当はそうなのかも