<テレビウォッチ>大都市・東京の週末は妊婦にとって「無医村」同然なのか……。出産真近の女性(36)が7つの病院から受け入れを拒否され死亡した問題を取り上げた。 女性は、自宅で頭痛や吐き気を訴え救急車で最初はかかりつけの産科病院に運ばれた。 しかし、脳疾患を疑った同病院では「手に負えない」と担当医師が、約800メートル離れた周産期母子医療センターを併設している都立墨東病院に受け入れを打診したがここでまず断られた。 この後次々と受け入れを拒否され、結局、1時間20分後に最初の墨東病院に入院、男の赤ちゃんを帝王切開で出産したものの、母親は意識不明のまま、赤ちゃんを見ることなく3日後に亡くなった。 受け入れを拒否した理由を見ると、4病院がNICU(新生児集中治療室)が満床。「感染症の可能性があり、個室がなかった」(慶應大付属病院)、「切迫しているとは思えず」(日赤医療センター)という理由も。 他府