医師の卒後臨床研修制度見直し案について検討してきた医道審議会・医師臨床研修部会が23日開かれた。この見直し案は、先週まで募集されていたパブリックコメントで各方面から強い批判を浴びており、この日の会議でもいくつかの点に関して複数の委員から繰り返し再検討を求める意見が出た。だが最終的に、この日から部会長になった相川直樹・慶應義塾大学名誉教授が「概ね了承された。ご意見の反映については一任いただいてもよろしいか」と辻褄を合わせた。(川口恭) パブリックコメントには、全部で1241件の意見が寄せられた。3000人近い賛同署名を集めた『医師のキャリアパスを考える医学生の会』のものも1件としてカウントされている。この日の部会で配られた資料では左のようにまとめられ、 : : : : パブリックコメントを受けての実質的な修正も左の赤字の1カ所に留まった。厚労省が努めて大枠に影響を与えるものではないように扱お