みんなの党(渡辺喜美代表)が7月の参院選山梨選挙区に、甲府市の心療内科院長、根本直幸医師(44)を擁立する方針を固めたことが22日、分かった。同党は「第3極」の政党として存在感を増しており、同選挙区に候補者を擁立する民主、自民、共産の各党は選挙戦略の見直しを迫られそうだ。 根本氏は同日、取材に対し「弱者を大切にする党の政策が自分の考えと一致した。国政の場で自殺対策などに取り組みたい」と語り、党本部から参院選に向けて準備を進めるよう指示があったことを明らかにした。党関係者も「渡辺代表による発表時期は未定だが、ほぼ内定した」と認めた。 根本氏は北海道出身。山梨大医学部を卒業後、総合病院勤務を経て、2000年に甲府市内で心療内科を開設し、院長を務めている。 山梨選挙区には、民主党の輿石東参院議員会長(74)、自民党の宮川典子氏(31)、共産党の花田仁氏(49)の3氏が立候補を表明している。 輿石