来年度に行われる診療報酬と介護報酬の同時改定に向けて、厚生労働省は医療と介護の連携を強化し、切れ目のないサービスを受けられる体制づくりを目指して本格的な議論を始めました。 これに合わせて、厚生労働省は介護と医療の連携について話し合う専門家会議を立ち上げて、26日から本格的な議論を始めました。具体的には、医療機関だけではなく、住み慣れた自宅や介護施設などで最期を迎えられるよう「みとり」を促進することや、リハビリなどを通じて医療と介護の切れ目ないサービスの提供についても議論を進めるということです。 また、医療的なケアや「みとり」だけではなく、生活できる機能も持ち合わせた新たな介護医療院の報酬や、要介護度が低い人の生活援助の報酬などを議論していくということです。 厚生労働省は、ことし12月に診療報酬と介護報酬の改定率を決めたうえで、来年2月ごろに医療と介護の具体的な連携方法を取りまとめる方針です