新型コロナ感染爆発前に医療崩壊も 5都府県で体制切迫―早急対策要求・専門家会議 2020年04月01日22時29分 記者会見する新型コロナ政府専門家会議の尾身茂副座長(左から2人目)ら=1日午後、厚生労働省 新型コロナウイルスの対策を検討する政府の専門家会議は1日、「都市部を中心に感染者が急増している」との現状分析を公表した。患者の爆発的増加「オーバーシュート」は見られないが、特に東京都や大阪府で患者が増え、感染源が分からない例も増加していると指摘。東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫の5都府県は医療提供体制が既に切迫しているとして、抜本的な対策を講じるよう求めた。 新型コロナ、感染拡大阻止が最優先 経済対策は段階的に―福田東大院教授 同会議の尾身茂・副座長は、5都府県では医療提供体制を「きょう、あすにも」強化するよう要望し、対策を進めなければ「オーバーシュートの前に医療崩壊が起こる」と訴えた。