福島第一原発周辺の海水の分析結果は「基準値の○○倍」と報道されますが、その数値の上昇ぶりには本当に驚きます。4月5日にはついに「750万倍」と報道されました(FNNが1億倍と報道しましたが、これは海水でなく流入水そのものの分析値)。 分析値を扱う仕事に就いて24年、「基準値の750万倍」と聞くのは初めてですし、最後であってほしいものです。 幸い昨日(4月8日)の発表では最高で「基準値の6万倍」と減少しています。「幸い6万倍」という言い方も最後であってほしいです。 (東京電力が発表した分析結果:4/5、4/8) こんな倍率が並ぶと、もとの「基準」は何なのかと気になります。報道では131Iで40Bq/Lが基準値だそうですが、食品衛生法に基づく飲料水の暫定規制値が300Bq/kgに対して、飲むわけでない海水の基準が1桁小さいことになります。 東京電力の発表には「炉規則告示濃度限度Bq/cm3(別
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 遺伝子組換え作物を食品として利用しないだけでなく、飼料としての利用も拒否してきた生協、団体が、震災による飼料工場の被災を理由に次々に、飼料利用に踏み出している。 大地を守る会 パル・システム生協 生活クラブ生協 私は、現在認可されている遺伝子組換え作物の食品や飼料としての安全性については、懸念がないと思っている。時折、一部の科学者が「危険だ」「リスクあり」と言いだすが、EFSAをはじめとするリスク評価機関が精査し、「統計処理に問題がある」などと評価し、「危険、リスクあり」とする意見を否定するのが常だ。 一部の反対する科学者の動
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