立憲民主党の小沢一郎氏が、岩手3区で自民党前職の藤原崇氏に敗れたが、比例東北ブロックで復活し、全国の立候補者で最多の18選を果たした。1969年の初当選以来、選挙区での敗北は初。公示日に本人が地元に入るなど異例の態勢で臨んだが、自身も79歳となり盤石の強さを誇った後援会組織の高齢化が進み、多くの有権者は38歳の相手陣営が訴えた「世代交代」を選んだ。 公示日は仲間の応援が通例だったが、今回は地元での第一声で、政権交代を目指す思いを改めて強調。「厳しい選挙になる」との危機感を示し、共産、社民両党の支援も受け、終盤にも再び地元で支持を訴えたが、及ばなかった。