納税は国民の三大義務ですので、所得税や贈与税などの確定申告手続きを怠れば、本税に加えて加算税・延滞税を支払うことになります。 納税する意思がないと判断されたら財産を差押えすることもある 納税者が税金を余分に納めるメリットはありませんので、今回は確定申告をしないときに課される加算税・延滞税について解説します。 加算税は申告ミスに対するペナルティ 加算税は、確定申告書を適正に作成・提出していない納税者に対して課されるペナルティです。 所得税や贈与税などの税金は申告納税制度を採用しているため、納税者は自主的に申告・納税をしなければなりません。 申告しないことに対してペナルティがないと、正しく申告する人が損をした気持ちになってしまうことから、適正に申告した人と区分するために一種の行政制裁的な意味合いで加算税は賦課されます。 加算税には種類があり、主要な加算税は次の3つです。 過少申告加算税 無申告