【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は26日、ミシェル大統領が訪日し、岸田文雄首相と29日に東京で会談すると正式発表したが、その後、新型コロナウイルスの急拡大を受け延期した。ミシェル氏の報道官がツイッターで明らかにした。 EUによると、ミシェル氏が訪日していれば2019年12月の大統領就任後初となり、覇権的な動きを強める中国への対応強化を図り、台湾海峡の平和と安定の重要性についても協議する見通しだった。 EUは最近、インド太平洋地域への関与を深め、台湾との経済関係を強化。人権や民主主義の問題を巡り中国と距離を置き始めている。