(英フィナンシャル・タイムズ紙 2025年11月27日付) 筆者は中国本土を先日訪れた際、いつの間にか同じこと繰り返し、現地で会う経済学者、科学技術者、そして経営者たちに全く同じ質問をしていた。 「貿易はモノの交換だ。そちらが何か価値のあるものをこちらに提供してくれる。そうしたらこちらがそのお返しに、何か価値のあるものを渡さなければならない。ということは、これから先、中国は世界のほかの国々から何を買いたいと思っているのか」 その回答は興味深く、参考になるものだった。 何人かは「大豆と鉄鉱石」と答えたが、それではあまりヨーロッパ人の助けにならないと気づいた。 ルイ・ヴィトンのハンドバッグが人気だと言いながら、急成長している中国の高級ブランド製品の輸出見通しについて語る人もいた。 「高等教育」という答えも多かった。ただし、これも西側の教育機関より北京大学や清華大学の方が入るのは難しいし、勉強も
東京暮らしをするシックな佇まいの女性が、ラッカー仕上げのテーブルにティーカップを置くと、カフェの開け放たれた窓のほうを向き、7月の首都の美しさに感じ入っていた。 外の銀杏並木の葉は、豊かな夏の緑に色づいている。昼過ぎの日差しが上野公園に降り注いでいた。人の流れが向かうのは、日本で最も長い歴史を持つ国立の博物館だ。 「本当に、この都市が大好きなんです。でも、数ヵ月前から、近所を歩くときは、前と違う道を使うようになりました。路地を抜けたりしてね。 そういう道は、中国人たちもあまり使いませんから。最近は本当に中国人が多くなりました。どこへ行っても中国語が聞こえてきます。私はそんなのを求めて、中国を離れたのではないんです」 曹(ツァオ)という仮名で取材に応じてくれたこの女性は、以前はある企業の重役だった。1年半前、中国から子供たちを連れて東京で新生活を始めた。その頃は、中国人の多さもここまでではな
アベノミクス継承するな 高市氏は独自政策を―英紙 時事通信 外経部2025年10月09日07時30分配信 自民党の高市早苗総裁=7日、同党本部 【ロンドン時事】8日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、日本の次期首相就任が有力視される自民党の高市早苗総裁について、故安倍晋三元首相の経済成長戦略「アベノミクス」を継承せず、女性活躍支援などの独自政策「タカノミクス」に取り組むべきだと訴えた。 物価高対策、減税で連携探る 経済運営―高市・自民党新総 高市氏は安倍氏が第2次政権で推進したアベノミクス路線を引き継ぐとの見方が出ている。ただFTは、当時と比べて自民党は衆参両院で過半数を持たないと指摘。高市氏が国会で政策の合意形成を得るため、野党が求める現金給付や減税になびきやすくなるリスクに懸念を示した。 債券市場では高市氏が積極財政派と受け止められ、日本の長期金利が上昇している。FTは日本の財
かつて「漢江の奇跡」とまで言われた韓国経済の失速が著しい。製造業への依存や財閥支配といった過去の成長モデルから脱却できないからだと、英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」が報じている。そんななか、韓国政府はAI特需を見込んでソウル郊外に巨大な半導体集積地を築こうとしてるが……。 世界最大規模の半導体クラスター ソウルから南に40キロ離れた龍仁(ヨンイン)市郊外では、韓国の大統領が世界的な「半導体戦争」と呼ぶ状況に備えて、無数の掘削機が準備を進めている。 掘削機は1日に4万立方メートルもの土砂を運びだし、山を真っ二つに切り崩しながら、新たな半導体クラスター(集積地)の土台を築いている。その一角には、世界最大規模の3階建て製造工場も建設される予定だ。 半導体メーカーのSKハイニックスが910億ドル(約14兆円)を投じて建設したこの1000エーカーの製造拠点は、サムスン電子による300兆ウォン(約
調査報道機関「ベリングキャット」でロシア関連の調査を率いるクリスト・グローゼフ。彼は今年1月の時点で、「半年以内にプリゴジンがプーチンに反旗を翻す」と予測し、その通りになった。そして7月には、英紙「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューで、「半年以内にプリゴジンが殺されるか、あるいは彼の2回目の蜂起がある」と発言してもいた。 ロシアの犯罪の数々を暴いてきた彼が、同紙に語った「ロシア国内の現実」とは──。 ※このインタビューは7月におこなわれたものです。 標高約2400メートルに位置するにもかかわらず、ここ米コロラド州・アスペンの午後は焼けつくようだ。 デンバーから5時間かけてロッキー山脈に車を走らせてきたクリスト・グローゼフは、20分の遅れを詫びた。彼は、ロシアによる数々の陰謀や暗殺を暴き出してきた民間の調査報道機関「ベリングキャット」に所属する、ロシア関連調査責任者だ。 2023年2月
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