フィリピン大統領、中国に再び融和姿勢=南シナ海「当て逃げ」軽視 2019年06月24日08時18分 南シナ海での「当て逃げ事故」に抗議し、フィリピンの外務省前で中国旗を燃やす活動家ら=21日、パサイ市 【マニラ時事】南シナ海でフィリピンの漁船が中国船に「当て逃げ」された事故をめぐり、ドゥテルテ大統領が事態を軽視する発言をして波紋を呼んでいる。先月の中間選挙前には中国に対するけん制が目立った大統領だが、中間選で政権が大勝した後、再び融和姿勢を強めたとみられる。 フィリピン政府によると、事故は領有権問題がある南シナ海のリード礁で9日深夜に起きた。停泊中の漁船が中国船に激突されて沈没。中国船は、海に投げ出された乗員22人を救助せずに逃走した。22人はベトナム船に救助された。 「非人道的で野蛮だ」。パネロ大統領報道官やロレンザーナ国防相は当初、中国側を激しく非難した。故意の衝突との見立てもあり、外
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