中国共産党大会を秋に控え、習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)に関する書籍の出版が中国で相次いでいる。党の「核心」に位置づけられる習氏の指導力をアピールし習氏への権力集中を進める動きが党内外で強まっており、書籍出版もそうした動きの一環とみられている。 上海市で22日まで開かれていた市政府主催の書籍展では、習氏に関する本を紹介する特設コーナーが会場の中心に設けられていた。 18日に発売された最新刊「習近平・知識青年としての7年の歳月」は、1969年、15歳で陝西省の農村に下放された習氏の生活ぶりや成長の過程を、関係者29人への取材をもとにたどったものだ。書籍展では発売初日に売り切れとなり、書店の店員は「予約もいっぱい」と喜んでいた。 6月に出版された演説集は1…
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