東京電力は東京・新宿区にある東京電力病院を、不動産大手の東京建物に100億円で売却すると発表しました。 発表によりますと、東京電力は東京・新宿区のJR信濃町駅の近くにある東京電力病院の土地と建物などについて、入札の結果、マンションの販売や商業施設の開発などを手がける東京建物に100億円で売却します。 東京電力によりますと、100億円の大半は5600平方メートル余りの土地代だということです。 東京電力病院を巡っては、東京都の猪瀬前知事が副知事時代、おととし6月の株主総会で公的資金が入っている会社である以上、利用率が低く、利用できる患者が東京電力の社員かOBに限られる病院は売却すべきだと指摘していました。 これを受けて東京電力は売却の方針を固め、患者を引き受けることや、病院の職員の雇用確保を条件に去年、入札を行い、最も入札額が高かった東京建物への売却を決めたということです。 これについて東京電